恋は盲目、パンチラはガン見〜Ryoji Harada〜

元は旅ブログ、海外行ったり、突然自転車で走り出したり、ちょっと自分でもなにすんのかわかりません。パルプンテ!

【メガラヤ州 シロン】バングラ北東部〜インド国境を越える〜インド編〜

2016-07-06 09:00:17 | 日記
※前回記事の続きです。
もしよろしければ「バングラ編」からもどうぞよろしくお願いします。

国境を越えると、男たちが外に立ってタバコをふかしている。
インドはヒンドゥー教が多数派の国、イスラム教のラマダンのルールは外国人の僕にとってほとんどない。
僕も倣ってタバコに火をつける。



国境ゲートの所で警察にパスポートを見せる。
その間にインド人のマダムに「ねぇどこの人?日本人?ここで見るのは珍しいわね、写真撮ってちょうだい」と言われ、彼女の家族と写真を撮る。



さらに少し歩くとインド側のイミグレが見えてくる。





中にはたくさんのバングラ人がいて、順番にパスポートにスタンプを押してもらっていた。

中で入国カードを記入し、スタンプを押してもらう。国境スタッフに、

「なぁ、泊まる予定のホテルとか入国する場所とかビザの申請の時の情報と色々違うんだけど…」と突っ込まれる。

「すいません、ちょっと予定変わっちゃって…」とありきたりな返事をする。

「ま、いいけど」

と、スタンプを押される。

インド入国無事完了。

タマビル(バングラデシュ)〜ダウキ(インド)の国境の情報はほとんどなく、越えられるか不安だった為今回の越境は結構嬉しくて、軽く拳を握る。

そこからメガラヤ州の州都、シロンへ行く方法を探す。

インドのイミグレにいたバングラ人に聞いてみる。

「HI!ミスター」

「YES!ブラザー」

「ここからシロンまで行く方法を知ってるかい?」

「あの車で行くのさ」
と、黄色いジープを指差す。

「なるほど、僕ものっけてくれないかい?」

「いや。無理だよーただでさえ一杯なんだ。」

「ここからシロンまで車一台2000ルピー(1ルピー1.7円くらい?)、そこはがんばってくれたまえ」

えぇー、高っか!
車代たっかい!

でもまぁ、バスも無さそうだし歩くわけにもいかないし、交渉してだめなら2000ルピー払うっきゃないな。と腹を括る。

ドライバーに話しかける。
「ねぇ、いくらで行ってくれる?」

「シロンまで?2000ルピーだよ」

ぼることもなく、おじさんが言ってた値段そのまんま言ってきた。意外。

「それさ、もうちょっと安くなんない?」

「でもみんなそうなんだよ、こっちも仕事だし」

「ですよね、でも1人なんだ、ちょっと2000は高い」

「そう言われてもなぁ」

と、後ろから別のドライバーが現れる。

「シロンまで行くの?いいよ、乗せてやる800ルピーで」

おっ!

もう1人綺麗なシャツとズボンを履いたお兄さんが
「その代わり僕が働いている宿泊まってよ、一泊500ルピー」彼との英語、超話しやすい。

聞けば、ちょうどお客さんを国境まで送り、そこから引き上げるところだったらしい。
僕としては神の手であり、向こうとしては臨時収入である。WinWinとはこのことである。

「一泊でいいんでしょ?いいよー、じゃあこっちも1つ条件、今全くルピー持ってないからシロンについたら両替させて、50USドル」

ということで、ドライバー、ホテルスタッフ、僕の3人でのドライブが始まった。

とりあえずメシを彼らと



国境の町ダウキの町並み



平地続きだったバングラとはうって変わり、一気に山道になる。



途中いいポイントがあったので「停めて!」と言って写真撮影をする。





川の向こうはバングラデシュだとか、
ありがとう、バングラデシュ、また大好きな国が1つ増えました。絶対また来るね!
ベンガル語もっと覚えてちゃんと話せるようになるね!



と、想いを馳せて車を進めてもらう。

道中は、深い深い森。
空気が澄んでいて、道中いくつもの滝がある。





途中でっかい滝があった。
すごくデカイぞアレは!すげー!



「停めて停めて!とーめーてー!!」

と、子供のように叫び、停めてもらう。

彼らは「しょうがないなぁ…」という顔をする。
ホテルスタッフ22歳。ドライバー25歳。そして僕は27歳。なんかゴメン。笑



僕は「一緒に写真撮ろうぜ!」と、はしゃぐ。
奴らもまんざらではない。



せーのっ、「We are friend!」で撮るからな。
と言われた写真。



いいポイントだからか、ちゃんと滝見る用の台があった。尚良し。





その滝のところで、
「じゃあなリョウ、お前はここまでだ!」

と走って逃げられる。

「オイこら!800ルピーまだ払ってないけど要らないのか!?」と言いながら追いかける。

年下にいじってもらえるのはどこでも一緒だな。
ドM魂に火がつく。なにこれ楽しい。

たまに家があるも、猛スピードで走っているため写真はすべてブレる。





「地球でけーな!」と、ベッタベタなことを思う。



途中めちゃくちゃ濃い霧に包まれる。





山を少し降り、霧が晴れるとシロンの町の灯りが見えてきた。

青白い灯りにオレンジや黄色など暖色系の色が混じっている。とても綺麗だった。

なんだか星空を見下してるみたいだな。

と、思った。


ま、写真はブレッブレなんすけどね。



霧の影響もあり、国境から約3時間、無事シロンの町に着いた。

もう21時を回っていたのだが、少しだけ町を歩く。



さ、栄えている…!
ケンタッキーとサブウェイあんじゃん。

7年前に来た時はサブウェイなんて都市でも見たことなかったぞ。(あったかもしれないけど)

露店のチョウミンが懐かしい。



タンドリーチキンがめちゃんこ美味しそうで、買って食ったらめちゃんこ美味しかった。



そして英語を使える人率が格段に上がっている。
ついでにかなりの確率でベンガル語も通じる。



その後宿に戻り、シャワーを浴びて、ホテルのロビーで1人映画を観ていた。

グラマーな欧米人のおねいちゃんが水着で銃を構えている、眼前に現れたモヒカンの褐色人種の男に銃を蹴飛ばされ、格闘技でモヒカン男を倒す。

僕は1人含み笑いを浮かべテレビを観ている。
ホテル番の男は携帯でおしゃべりに夢中だ。

インドだ、7年ぶりのインドに、帰ってきた。









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