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日本伝統鍼灸臨床セミナーの日

2019-03-04 12:58:00 | お知らせ

昨日は日本伝統鍼灸学会の臨床セミナーの日でした。

八丁堀にある東京医療福祉専門学校に行きました。

東京マラソンや雨なども重なり出足をちょっと心配していましたが満員御礼に近い参加者でした。

    

 

第四回伝統鍼灸臨床セミナーのテーマは、産婦人科系の第二弾!「産婦人科における診察・診断・治療 その2」-不妊症、産前産後の諸症状-1)【講義】伝統鍼灸の統一理論を目指して
2)【実技公開】伝統鍼灸の診察、診断、治療の実際スタートは大会場で和辻 直先生(日本伝統鍼灸学会理事・学術部副部長)の講義でした。

【講義】伝統鍼灸の統一理論を目指して「産前産後における四診法のポイント」伝統医学と現代医学の産前産後における四診法のポイントをお話くださいました。

こんな症状は医療機関に受診を勧めるべきというポイントなどもありとても参考になりました。

一回目の問診ではなかなか立ち入れないこともありますが、二回目三回目と最新で聞くべきことなどのポイントをお話くださいました。

その後会場を3つに分けて五時までぶっ通しの講義でした。

私の部屋ではまず、光澤 弘 先生の講義がありました。赤ちゃんが生まれた時に多い手首の腱鞘炎の鍼灸治療です。

腱鞘炎の鍼灸療法では変動経絡治療システム VAMFITと天人地療法を使い実技講演でした。

刺鍼でのコツをボソボソとつぶやいていたのが印象的です。

 

次は、新医協の手塚幸忠先生(日本伝統鍼灸学会学術部)「腰痛症について」肘から先、膝から先のツボを使ってのポイントとメリットをお話されました。

また子午流注という概念を使った鍼を紹介。

私は使って確認したことがなかったのですが、お話を聞いて面白いなと思いました。

 

次は九鍼の平地治美先生(日本伝統鍼灸学会理事・学術部)千葉大学和漢診療学非常勤講師九鍼は古代鍼を駆使した「不妊症について」についてお話と実技講演がありました。

三稜鍼という皮膚を切る鍼と、長鍼という長い鍼での実技、大鍼という太い鍼、最後はお腹に打鍼の実技です。

平地治美先生は、薬剤師でもあり和漢薬を寺師睦宗先生に師事され、不妊症の和漢薬の使い方をたくさん診られているようです。お話を聞いて問診の大切さを再認識しました。

教室最後は私の所属している和ら会代表戸ヶ崎正男先生。産後の諸疾患ー精神症状(マタニティーブルー)を中心として」戸ヶ崎正男先生のお師匠さんは石野信安先生という漢方とお灸を使ったドクターです。

私が学生時代の校長先生です。戸ヶ崎正男先生は、環境もあり婦人科疾患の症例がとても多い先生です。産後の精神症状(マタニティーブルー)で来院される方は多いと思います。

そのポイントと切経と呼ばれる触診で何処を中心に診るのか、ツボという狭い範囲ではなく、ツボをまたがった「ゾーン」で皮膚の反応を診るというお話をされました。

またつぼの状態を4つの状態に分け、それに応じた鍼灸を提唱されています。

教室を大教室に移り森田 広恵 先生に「産前産後の養生について」講演でした。

東京都立医療技術短期大学部専攻科(助産学専攻)終了後、都内総合病院で未熟児室・分娩室に勤務し、その後、地域での母子活動に従事。保健師を取得した後、東京都公立学校で勤務中に東京医療専門学校で学び、鍼灸師を取得。現在、いぶき助産院・どんぐり鍼灸院を開業しつつ、保健所等での地域母子活動を行っている。

これがもっと話を聴きたい講義でした。短い時間で残念でした。最後は日本伝統鍼灸学会の形井秀一会長の講演でした。

    

 

「産前産後の診察、診断上の留意点と治療方針」いろいろなデータを駆使してのお話でした。

妊娠中の腰痛には鍼灸は7割程度改善したというお話は先生の治療院でのデータが多いので興味深かったです。


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