中国渡航に必要な準備
コロナ前は日本人はビザ無しで14日以内の渡航が可能でしたが、コロナ禍にこれが停止となり、2024年8月後半時点では残念ながらビザが必要です。
地域によってビザの申請先は異なりますが、私は千葉県在住なので、東京都江東区有明(お台場)の中国ビザ申請サービス申請センターで観光ビザ30日間を申請、取得しました。
申請書類に不備が無ければ平日4営業日程度で許可が下りるようです。
観光ビザ申請の場合、必ず航空券の予約とホテルの予約が必須で、それを証明する書類を提出しなければ、申請を受理してくれないので注意が必要です。
なお、この申請センターは中国大使館運営ではないそうですが、職員はほぼすべてというくらい中国人。
ですが、みなさん日本語が上手で、対応も丁寧です。
そして渡航前には、中国での各種支払い手段として、スマートフォンにAlipayとWeChatPayの準備が必要です。
いま中国ではほとんど現金を使いません。
私も30日間滞在して一度しか現金を使いませんでした。
「どこなら現金を使えるんだろう?」と観察しながら過ごしていたのですが、私が見た範囲では現金が使えるのは病院だけでした。(一部ホテルで宿泊時に保証金として数百元の現金を預ける場合も有ります。)
中国渡航者のブログを見ると「Alipayだけあれば十分だった」と書いている人もいますが、方正県ではWeChatPayしか対応していない店が多いので、WeChatPayは必ず準備してください。
朝市夜市、露天商、タクシー、などはWeChatPayしか対応していないようでした。
またWeChatでQRコードから飲食メニューを開いて注文と支払いを一緒に行う店も多かったです。
宝飾品店ではクレジットカードも使えますが、滅多に使わないようで、私がクレジットカードで支払いをお願いしたところかなり不慣れな手つきでしたので、高価なものもスマホで支払いするケースが多いようです。
使い方はPayPayとほぼ同じような感じなので、日本人ならあまり戸惑わずに使えると思います。
AlipayもWeChatPayもクレジットカードかデビッドカードとの紐付けのみ可能なので、持っていない場合は早めに準備が必要です。(銀行口座との紐付けは中国の銀行口座のみ可能)
あと、ごく一部の店舗では購入時に中国国内の電話番号登録が必須な場合があります。
(実際に何度か有り、その時は妻に対応してもらいました。)
私は渡航前にこの話を聞いていたので、中国到着時、上海浦東空港で電話番号付きSIMカードを取得しました。
(方正県に行く前に、上海から入国して、上海、杭州を観光していました。)
(ハルビン太平国際空港内でのSIMカード購入可否は未確認です。)
中国では電話番号付きSIMはカードのみでeSIMは無いので、電話番号付きSIMカードを購入するのであれば、渡航前にスマートフォンに空きスロットを用意しておく必要があります。
iPhoneの場合は、SIMカード用スロットは1枚分しかないので、日本で使用中のSIMカードをeSIMに切り替えてから行けば、空きスロットに中国用SIMカードを入れて、日本の電話番号と中国の電話番号の両方を使うことが可能です。
(androidは機種によっては複数枚のSIMカードを入れられるものもあるようです。)