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高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その71)

2013年07月21日 | 老後と住まい
認知症高齢者グループホームとよく似た言葉に「グループリビング」があります。グループリビングとは、「高齢期の自立支援や生活支援などを目的として、比較的元気な高齢者が自発的・自主的に一つ屋根の下で助け合って暮らすという居住形態、もしくはそのような住まい方をするための住宅」(FJC検定試験公式テキスト)をいいます。日本では1990年代に入って登場したといわれています。認知症高齢者グループホームは介護保険法で定義されていますが、グループリビングはそうした規定はなく老人福祉法の有料老人ホームに位置付けられます。
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その70)

2013年07月20日 | 老後と住まい
「認知症グループホームの実態調査事業報告書」(日本認知症グループホーム協会 2010年3月)によると、介護側が考えるGHの得意なこととは、「利用者同士の関わりや会話」、「利用者同士の関わりや会話」などや、認知症に伴う「不安」、「抑うつ状態」「攻撃的な言動」の緩和などが挙げられる一方で、「反対に身体的なケアに関しては、むしろグループホームの特徴を生かす分野ではないという認識があるものと思われる」と指摘しています(報告書22ページ)。
グループホームへの入居を検討するうえで参考になると思います。
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その69)

2013年07月19日 | 老後と住まい
前回投稿した小規模多機能型居宅介護は、空き家となった民家を借り上げて自主的に運営されてきた宅老所などのサービス形態がモデルとなっています。2006年の介護保険法改正で新たなサービスとして加えられました(介護保険法第8条18項)。小規模多機能型居宅介護は、地域密着型サービスとして市町村が事業者指定や監督を行います。
小規模多機能型居宅介護は、「通い」が基本ですが、希望により「泊り」や「訪問をしてもらう」ことも可能です。一つの事業所の登録定員は25人以下、「通い」は登録定員の2分の1から15人まで、泊りは「通い」の利用定員の3分の1から9人までとなっています。「泊り」のための宿泊室は一人部屋で7.43㎡以上と規定されています。(指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準(厚生労働省令第34号)第66条)
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その68)

2013年07月18日 | 老後と住まい
(認知症高齢者グループホーム(以下GH)の続き)GHから退去される方の5%が自宅に戻られるという調査結果を前回紹介しましたが、自宅に戻られる方を100%とすると、43%が訪問・通所系在宅サービスに移行、30%が家族介護のみ、13%が小規模多機能型居宅介護サービスに移行となっています。(「認知症グループホームにおける利用者の重度化の実態に関する調査研究報告書」(日本認知症グループホーム協会)をもとに算出)
この小規模多機能型居宅介護は、昼間の「通い」を中心として、「訪問」や「泊りを」随時組み合わせて提供する複合型の介護サービスです。(続く)
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第2の人生の起業 先ず資格(福祉住環境コーディネーター その67)

2013年07月17日 | 老後と住まい
(認知症高齢者グループホーム(以下GH)の続き)「認知症グループホームにおける利用者の重度化の実態に関する調査研究報告書」(日本認知症グループホーム協会)によると、GHの利用者がGHを退去した後、自宅に戻られる人は退去した全体の5%に過ぎません。一番多いのが医療機関への入院、次いで亡くなる方が24%、介護保険3施設に入られる方が22%です。亡くなる方の半数はGH内で看取られるそうです。
以前にも投稿しましたが、65歳から69歳の方は100人に1~2人の割合、85歳以上では100人に27人の割合、65歳以上の平均では約1割の方が認知症を患うという調査結果があります。
もうすぐ高齢者の仲間入りする投稿者も認知症になる可能性が十分あります。そんなとき、自分でどうしたいのか決めることは難しいと思います。認知症になったら自宅で子供たちの世話になるのか、GHに入るのか、考えておかなければ。
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