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高齢期の備え

高齢期の備えを考えます

ホームタウン「誤」情報について━決定・通知・自己弁護の典型━

2025年08月27日 | 漫筆
ここ数日、「ホームタウン」問題を巡り、関係市が対応に追われている。国や市などは「正しい情報を市ホームページで確認して」との立場のようである。これでは不信感が募り、今後の市行政、国の施策にも悪影響が残ると思う。

そもそも普段の生活と異質のものが身の回りに入って来ることに対して我々は慎重であり警戒もする。いわゆる迷惑施設である。そのようなときには事前の情報提供や説明が不可欠である。

しかし、未だに国などの行政側は「民は由らしむべし、知らしむべからず」の態度である。しかも今回は、民は誤った情報を鵜呑みにしているから自分で良く調べろ、という態度である。あたかも市民を愚弄するかのごとくである。

今回のケースは、事前に市民に情報提供することなく事業を決定し、騒ぎが起こってホームページで情報を流し、さらにこれは「誤」情報に基づく誤解と自己弁護している。リスクコミュニケーションで言うところの決定・通知・自己弁護の典型である。

市民の信頼を取り戻すには、一旦事業を凍結し、市民に説明の上、理解を得て出直すしかないように思う。



読売新聞(参政党分析1)(8月26日朝刊)を読んで

2025年08月26日 | 漫筆
記事では参政党が選挙で多くの議席を獲得した理由をSNS上で話題となったと分析している。これは論点がずれているのではないか。

今や政治や社会の世界では左右対立に変わってグローバリズムと反グローバリズムが対立軸に浮上していると理解しいると受け止めている。もっとも私は反グローバリズという言葉よりも国家アイデンティティーとか小国寡民といった言葉のほうが好きだが。

グローバリズにより国境の壁が曖昧となり、欧米を中心に移民が多くなってきた。移民は安い労働力となり、それを搾取する一部に富が集中するという現象を生み出している。富を持つのは一部であって、安い労働力に引きずられる形で貧しくなるという状況のように思う。加えて、文化、宗教、習慣などの違いから移民と住民との軋轢が生まれているように見える。

日本は、これまで海に囲まれているという地理的状況から移民問題は欧米に比べると小さいと思われるが、最近では川口市を始めとしてグローバリズムの問題点が顕在化している。

今回の参政党現象は、反グローバリズへの国民の共感が根底にあると思っている。

読売新聞には論点を矮小化することなく、本質についての分析を期待したい。



敬老の日に考える

2024年09月16日 | 漫筆
敬老の日とは何だろう。老人を敬う?

投稿者も来年は後期高齢者のピカピカの一年生となる。しかし敬われるようなことをしているのだろうか?思うに敬老の日は敬われるだけの価値のある老人になろうと改めて自分を戒める日では。

ところで今や10人に3人が65歳以上という日本。若い世代の負担が増えているということも頭では理解できる。しかし年金がもっと増えたらいいなとは率直な気持ちである。

しかし投稿者のような身勝手な「老」が増えると世代間戦争につながりかねない。敬われたかったら、若い人の負担を減らすために我慢することも覚えないといけないとは思うのだが。

もっとも、今の若い人も後何十年もすると「老」になる。世代間戦争の危機は永遠に続くのだろうか?



日本のエネルギー(原子力をやるリスクとやらないリスク)

2024年02月25日 | 漫筆
今日(2月15日)の読売新聞のウクライナ侵略2年という記事の中に、ロシアのサハリン2から日本は液化天然ガスを輸入しており、ロシアへの刺激を避けるためにウクライナへの間接的な砲弾支援に踏み切れなかったのではないか、との趣旨の記事がありました。サハリン2からの液化天然ガスは、日本の総発電量の3%に相当するということです(通産省)。

日本のエネルギー自給率は1割程度であり、海外からのエネルギーの輸入が不可欠であることは論を待ちません。しかし投稿者は、日本に対して侵略の可能性のあるロシアを支援する形となる天然ガスの輸入を続けることには反対の意見を持っています。

投稿者は、日本のエネルギーの脆弱性を少しでも和らげるため原子力の利用は必要という立場です。

福島の事故をみれば多くの方の犠牲を強いてしまい原子力の利用に反対する意見があることは当然という想いはあります。しかし、原子力を「やるリスク」は大きいのですが、将来のロシアの侵略というリスクを少しでも防ぐためには、原子力を「やらないリスク」も大きいと思います。

最終的には国民が決めることですが、今の政治をみていると不安でなりません。金の使い方もひどいですが、国民の将来の安全につながる議論が全く見えてこない政治の現状はもっとひどいと思います。

投稿者のできることは選挙での一票です。大切にしたいと思います。





高齢者も戦力にならないか

2024年02月09日 | 漫筆
最近、世界はきな臭くなっています。日本も海に囲まれているとはいえ他人事でない状態です。

自衛隊の方々のご苦労には心から感謝申し上げます。

投稿者も来年は後期高齢者ですが、万が一の事態が生じたときに若い人が我々より先にいくのは忍び難いものがあります。何とか、高齢者を活用できないでしょうか。弾除けになれれば良いのですが今の戦争ではそれも意味がありません。

高齢者が足手まといにならず、何とかお役に立てるような技術開発、たとえば高齢者向けロボットスーツのようなものを開発していただければ直ぐにでも参加したいと思う今日この頃です。