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Rosso Laboratory

第18回 踏切

【第三章】自動センサー制御のテクニック
第18回 踏切
トミックスセット1のレールとTCS自動踏切Ⅱを使います。

単線と複線では意外にも複線の方が簡単ですので複線から説明していきます。

1)複線
まず踏切を配置して本体Aと本体Bの踏切グループTAGを両方とも10とします(統一されていればTAGは何でも良いです)。
次にセンサーの置き方です。

①外回りで警報機を鳴らし始めるセンサーです。ATS基本設定の台車検出条件は「先頭台車を検出」のまま普通に配置します。
②外回りで警報機を鳴らし終えるセンサーです。台車検出条件は「最後尾台車を検出」にし通常とは逆向きに配置します。
ということでセンサーの向きは踏切を挟み込むように[→¥踏切¥←]置きます。③④も同様に
③内回りで警報機を鳴らし始めるセンサーです。台車検出条件は「先頭台車を検出」のまま普通に配置します。
④内回りで警報機を鳴らし終えるセンサーです。台車検出条件は「最後尾台車を検出」にし通常とは逆向きに配置します。
とします。自動センサーの設定は4つとも同じで

時間:0ms、種類:システム、CMD:同じグループの踏切/ドアの自動開閉制御、Param:10
とします。これで完了です。①と③の自動センサーは列車のスピード等に合わせて位置を調整してください。複線だと両方向の列車位置で色々なタイミングが発生しますがVRMNXが自動で制御してくれるので簡単に踏切動作が再現出来ます。

2)単線
1本の線路を両方向に列車が走るので複線よりも少し難しくなります。基本的には複線の自動センサー配置と似ていますがそのまま使うと二重に自動センサーを起動させてしまうので、種別分けして動作させます。デフォルトではビューワー起動時に編成は種別0になっています。
まず踏切を配置して本体Aと本体Bの踏切グループTAGを両方とも11とします。次にセンサーの置き方です。

⑤右→左で警報機を鳴らし始めるセンサーです。台車検出条件は「先頭台車を検出」のままで向きは通常、ATSフィルター設定の列車フィルターを「種別0」にして配置します。
⑥右→左で警報機を鳴らし終えるセンサーです。台車検出条件は「最後尾台車を検出」にして通常とは逆向きにし「種別0」にして配置します。
⑦左→右で警報機を鳴らし始めるセンサーです。台車検出条件は「先頭台車を検出」のままで向きは通常、ATSフィルター設定の列車フィルターを「種別1」にして配置します。
⑧左→右で警報機を鳴らし終えるセンサーです。台車検出条件は「最後尾台車を検出」にして通常とは逆向きにし「種別1」にして配置します。
設定は4つとも同じで時間:0ms、種類:システム、CMD:同じグループの踏切/ドアの自動開閉制御、Param:11です。

そして⑨で反転出発させる動作に「種別1」に切り替える動作を追加します。
時間:0ms、種類:検出した編成、CMD:種別コードを設定、Param:1
です。⑩でも同様に「種別0」に戻すため
時間:0ms、種類:検出した編成、CMD:種別コードを設定、Param:0
を追加します。これで完了です。種別を利用することで対象となる編成を振り分ける方法はこの後の機回しでも必要になってくるテクニックですので覚えておいてください。

なおV4に入っている踏切は警報機と遮断機が分かれているためそれぞれにグループTAGを設定する必要があるほか、方向指示器が設定できます。但し方向指示器はこの自動システムには対応しておらず手動で設定する必要があります。結構面倒臭い作業です。

このテストレイアウトのダウンロードはコチラからどうぞ

次回はホームドアについてです。
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