●「藍姫」・「七変化」/あいひめ・しちへんげ ・・・ 四国 徳島、高知の県境
「藍姫」、「七変化」は、同一のものとする説と、異なる品種とする説があるようです。ここでは昨年同様、「光則寺」さんの表記に従い、同一の品種として扱っています。
発見者によって命名されることが多いようですが、わずかな違いで、違う品種とされるようですね。流通段階でも、名前の扱いは厳密にはなされていない気がします。名前が気になりだすと、ちょっと厄介です。
今年は赤が強く出ているようです。毎年同じ色には、なかなか咲いてくれないそうです。
「ヤマアジサイ」の管理、大仕事ですねぇ。毎年楽しませていただけること、ひたすら感謝、です。
●「碧空」/あおぞら(?) ・・・園芸品種 名前の読みは確かではないのですが、「あおぞら」としておきます。
●「甘茶」/あまちゃ
「光則寺」さんの境内で初めて見るまでは、「お釈迦様」にかける「甘茶」が、「アジサイ」の一種だとは知りませんでした。葉に甘み成分を持ち、煮て、乾燥、醗酵させることで、しょ糖の400倍の甘さになるのだとか。江戸時代から、薬として用いられ、現在も医薬品のひとつとして扱われ、糖尿病患者の甘味料、などに用いるために栽培されているのだそうです。
本来の花色は、装飾花、両性花ともに青だそうです。「光則寺」さんでは、今年は赤く咲いていました。
「甘茶」の作り方。川島榮生氏が、ご自分で作られた方法をウエブサイトで紹介されています。興味のある方、下のアドレスです。
http://kawa-ese.hp.infoseek.co.jp/yamaazisai-p2/amatya.html
●「阿波紫」/あわむらさき ・・・ 徳島県
赤が強めに出た装飾花の萼辺。丸弁で重なっています。よく見ると、先端の中央が、少し切れ込んでいます。赤みが強く出たことで、両性花の青と、綺麗なコントラストになりました。
●「五つ星」/いつつぼし ・・・ 山口県 大和町
両性花萼辺が、星型の五弁になることが多いことから、この名前を頂戴したようです。必ず五弁になるとは限らないようです。萼辺は重なっています。
両性花は淡いブルー、淡いピンクのようです。写真は先初めで、もう少しだけ色は濃くなるようです。
今年は、両性花を撮ることが出来ませんでした。来年の宿題です。
●「祖谷の風車」/いやのかざぐるま ・・・ 徳島県
ブルーの大きな丸弁が面白い重なり方を見せます。順序良く片側だけ重なったり、2枚ずつ重なったり。「風車」、私はてっきり、花全体の印象からついた名前だと思ったのですが、この装飾花の重なりを表現しているとの説もあるのだそうです。なるほど・・・どちらでしょうね。
●「伊予小町」/いよこまち ・・・ 愛媛県 仁淀川付近
優しい色の装飾花、ブルーの両性花と穏やかなコンビネーションです。両性花も開き始め、綺麗な状態を撮ることが出来ました。
私の写真ではわかりませんが、赤紫色の茎と、細い葉などが特徴のようです。来年はしっかりその辺も撮ってやらないといけません。宿題、です。
●「伊予絞り」/いよしぼり ・・・ 愛媛県 伊予
この「伊予絞り」を見て、「ヤマアジサイ、凄い」と驚き、「ヤマアジサイ」に興味を持つようになりました。今でも最も好きな花のひとつです。
青に白の絞りの装飾花、白を基調に薄青の両性花、涼しげな花姿は、鬱陶しい時期に気分を軽くしてくれます。両性花と装飾花のコンビネーションが、とても上品で、見飽きない花です。
●「伊予テマリ」/いよてまり ・・・ 愛媛県 伊予
淡い桃色の装飾花、その間から、顔を覗かせている両性花がかわいいですね。「四国テマリ」とも呼ばれるそうです。
★今日で「ヤマアジサイ」を終了しようと思ったのですが、まだまだたくさん残っています。花たちに申し訳ないので、もう2~3日続けさせていただきます。
★ 「ヤマアジサイ」の品種名、発見地などは、「光則寺」さんがお付けになっている「名札」を基にしています。また、川島榮生氏のホームページや、いくつかの業者さんのホームページなどを参考にさせていただいています。
ロシナンテ
「伊予絞り」、綺麗ですね。装飾花の淡い青色と白の入り具合が
微妙で、それを素敵に撮られていらっしゃって素晴らしいと思います。
今年は撮れなかったのですが、一昨年撮っていました。
でも画像に写っている「伊予絞り」、暗い感じで花の特徴を
表現できていませんでした。来年は是非早めに光則寺さんへ
伺いたいと思います。
「伊予絞り」、大好きなんですよ。
もう数日早いと、花の状態が一番良かったのだと思います。
来年は一番良いときを狙いたいですね。
水色がベースですから、ちょっと暗くなると色がにごったように感じますね。
意外に色が出にくい花かもしれません。
来年、早い時期にお出かけになれると良いですね、期待しましょう、お祈りしてます。