前回は、鎌倉で撮り集めた「タイワンホトトギス」、その仲間と思しきものをご紹介しました。
今日は、それ以外の「ホトトギス」の仲間を見ていただきます。
左の写真は園芸種のようです。「琥珀杜鵑草」=「コハクホトトギス」の名札がつけられていました。
撮影したのは「大船フラワーセンター」で、鉢植えの展示でした。
写真では写しきれていませんが、花弁はわずかにクリーム色を帯びていて、とてもとても上品な色合いでした。花全体の形もとてもバランスが取れていて、園芸種らしい綺麗な花でした。「ホトトギス」、園芸種もたくさんあるようです。
「上臈杜鵑草」=「ジョウロウホトトギス」と呼ばれる種類です。花はこのように、大きく開くことはないようです。
「紀伊上臈杜鵑草」、「相模上臈杜鵑草」など、名前の頭に地名がつくものが多いようですが、私には区別がつきません。花弁内側の班の入り方などに、個性の違いが出てくるようです。「上臈」は、身分の高い女性、上位に位置する女性を表す言葉だそうです。
似たような写真で恐縮です。「山杜鵑草」=「ヤマホトトギス」と思われます。鎌倉「光則寺」の境内で撮影しました。花被辺が、下方に向かって大きく反り返るのが特徴との事です。
見た目はそっくりですが、こちらは花被辺が水平に開いています。「山路の杜鵑草」=「ヤマジノホトトギス」だと思われます。
この花も鎌倉「光則寺」の境内。先ほどの「ヤマホトトギス」とは、離れた山裾の斜面に咲いていました。日にちをずらして撮ったものですが、花被辺は下方に反ることはありませんでしたから、「ヤマジノホトトギス」だと思われます。
「黄花杜鵑草」=「キバナホトトギス」。鎌倉「長谷観音」の鉢植えです。「黄花の杜鵑草」=「キバナノホトトギス」とも呼ばれるようです。
こちらは「高隈杜鵑草」=「タカクマホトトギス」。「キバナホトトギス」と比べて花被辺が丸みを帯びています。右の写真、カラーバランスが偏ってしまい、青味が強く出てしまいました。「高隈」は九州、鹿児島県の高隈山の名前を取ったそうです。撮影したのは「箱根湿生花園」です。
こちらも「箱根湿生花園」で撮影しました。「玉川杜鵑草」=「タマガワホトトギス」。
花被辺は細く、先端は尖っています。花被辺全体に、細かな班が入っています。なかなかシックな雰囲気です。
黄色い杜鵑草も、様々な個性が見られますね。「玉川」は、京都府、井出町を流れる玉川から取られたのだとか。
最後は「白花杜鵑草」=「シロバナホトトギス」。この花の白さは、本当に感動的です。雌蘂にある腺毛状の突起が、ビーズ玉の様にキラキラしているのも、白さを際立たせているように思います。左下の写真は、ちょっと痛み始めているのですが、班が入っているようにも見えます。
さて、今年はどんな「ホトトギス」が撮れるでしょう。楽しみな季節になりました。
ロシナンテ