rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

バンレイシ科の精油

2007-08-08 00:42:49 | AEAJ試験対策
 バンレイシ科の精油といったらイランイランしかありません。検定2級に出題されます。初心者向けのアロマ本ではたいてい一番最初に紹介されています。それは日本語がアイウエオ順だからで、英語の本ではアルファベット順のため一番最後になることが多いです。

 イランイランという名前は花の中の花を意味するマレー語の「アランイラン」に由来します。

 科名はCananga odorata
Canangaはマレー語の名前、odorataは甘い香を放つ という意味です。
 
 抽出法は花の水蒸気蒸留法。原産はモルッカ諸島とフィリピン。精油の産地として知られるのはマダガスカル、フィリピン、インドネシアなどです。イランイランは催淫効果が有名でインドネシアでは新婚初夜のカップルのベッドに敷き詰める風習があるようです。

 化学成分はだいたいセスキテルペン40%、アルコール類20%、フェノールおよびエーテル10%、エステル類15%などです。催淫作用の他、インポテンツの改善など生殖器官への働きかけや血圧を下げたり興奮を鎮める作用があります。心へは不安、緊張感、ストレスからの解放、皮脂バランスを整える働きなどがあります。

 メーカーによってはカナンガという精油が販売されていますが、イランイランの近種で大変高価な精油だそうです。学名は、
 イランイラン Cananga odorata forma genuina
 カナンガ   Cananga odorata forma nacriphylla
となります。

 フローラル系は心を癒したり女性特有の症状、また美容効果などが特徴ですが、イランイランは貧乏人のジャスミンと呼ばれ上記の特徴の他に香水の原料として使われたりします。フローラル系のなかでは比較的手に入りやすいスタンダードな精油です。





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