rosemary days

アロマテラピー、ハーブを中心にフィトテラピーあれこれ。自然療法全域とフィットネスについて。

イネ科の精油

2007-09-17 15:21:30 | AEAJ試験対策
 イネ科の精油はまず検定1級で出題されたレモングラス Cymbopogon citratus。それから上級試験に出るベチバー Vetiveria zizanioides 。そのほかパルマローザ Cymbopogon martiniiシトロネラ Cymbopogon nardusなどがある。

 抽出部位はベチバーが根、他のものは全て葉の水蒸気蒸留法です。原産地はベチバーがインドやジャワ諸島、他のものはすべてインド原産。東南アジアを代表する香達ともいえます。

 学名の由来はベチバーのVetiveriaはベチバーを表し、zizanoidesは毒麦、カラスエンドウなど聖書の中のたとえ話に出てくる穀物畑の有害な草。ベチバーには他にAndropogon zizanoidesという学名もあり、Andropogonはひげのある男性を意味します。

 3つの精油共通の属名Cymbopogoncymboはラテン語でボートを表し、pogonはあごひげのある、または苞の形状を意味しています。citratusはシトラスに似た香。martiniiはカルカッタの植物園に多くのパルマローザを寄付したマーチン陸軍大将の名前から来ている。ちなみにこれを命名したのはカルカッタの植物園長ウィリアム・ロックスバーグで俗名のパルマローザも彼が名付けた。

 成分はレモングラスは約80%が脂肪族アルデヒドのシトラール。これがあのレモン様の香を放っている。ミルセンなどのモノテルペンが14%、他に微量のケトンやアルコールを含む。
 
 パルマローザは約85%がリナロール、ゲラニオール、シトラネロール、ネロールなどのアルコール。これらがローズ様の香を醸し出している。他にゲラニルアセテートなどのエステルやシトラールなどのアルデヒドを少量含む。

 ベチバーは約45%がフルフラールという成分。香の特徴をつけるベチベロールというアルコールが約40%、残りはベチベロンというケトンなど。

 イネ科の精油の香で真っ先に思いつくのが虫除け!どの香にも防虫効果があります。アロマに係わっている人間でも苦手な香というものは存在し、私の場合は何故かレモングラスとシトロネラが駄目なんです。もしかして私は虫?と疑ってしまう。他にこの科の特徴としては感染症を防ぎ、併せて腸内の環境も整え消化促進にも努めてくれます。





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