My Rosemary Nights

映画の感想などなど

(記事に無関係あるいは御遠慮願いたいトラコメは削除いたします)

今年もあるそうです『シネマの食堂』

2009年04月28日 | 高知の映画情報
昨年、開催された『シネマの食堂』という企画が、今年も開催されるそうです。

5月1日(金)~7月1日(水)までの期間、今わかっているだけで40作品が上映されるみたいです。

「悪夢探偵」「悪夢探偵2」「緑茶」「山桜」の4作品は絶対観ると決めました。
でも「山桜」は本当は桜の季節に観たかったな…。

『シネマの食堂2009』のホームページはまだ未設置のようです。
とりあえずの情報は、 とさりゅう・ピクチャーズさんsinematograph(シネマトグラフ)さん のブログで。
(すみません、勝手にリンクお許しを

p.s. 去年と同じくスタンプ・ラリーあるそうです。

エグザイル/絆

2009年04月28日 | 映画の感想
作品:「エグザイル/絆」(監督:ジョニー・トー杜峰/ 2006年/ 香/ 109分)
原題:放・逐 EXILED
場所:高知県立美術館ホール
上映:シネマ・サンライズ

久しぶりの香港映画で、アンソニー・ウォン黄秋生の演技が目的で観てきました。
何故このおじ様を観たかったかというと、「インファナル・アフェア」の影響でございます。
アンソニー・ウォン以外にもめっけもんの俳優さんがいらっしゃいました。

まず、この人見たことある!っていうのが、キョン役のラム・カートン林家棟。
この方も「インファナル・アフェア」に出演されておりました…。
他にも「プロジェクトBB」にも出演されていたとのことで…。
記憶にないのは…ハハハ。
あとお1人、タイ役のフランシス・ン呉鎮宇。
名前は知っていたのですが、どうも別の俳優さんと勘違いしていて「男たちの挽歌」に出てた人だ!と思っていたら違っていました。
この方も「インファナル・アフェアⅢ インファナル・アフェアⅡ」に出演されていました。
すごいぞ!「インファナル・アフェア」シリーズ!

監督のジョニー・トーの名前は聞いたことはあったんですが、どんな作品を監督されていたかまでは知らなくて、調べてみたら「ターンレフト・ターンライト 原題:向左走、向右走」を監督された方でした。
ターンレフト・ターンライトはとってもキュートな作品です。
金城武とジジ・リョン梁詠主演の、台湾の絵本作家ジミー(幾米)の作品を映画化した、女性にお勧めの映画です。
でも、今回の「エグザイル/絆」は男向け!
アクション、ハード・ボイルド、銃撃戦…と黒社会の映画ですから、女性で観たいって人はあまりいないのでは。
女性受けするイケメン俳優もいないし(失礼?)。
全然違う作品を作れるって素晴らしいです、ジョニー・トー監督。

尚、「エグザイル/絆」は同監督の「ザ・ミッション 非情の掟」の続編にあたるそうです。
「ザ・ミッション 非情の掟」は観たことないから、レンタル半額にでもなったら観てみようかな。

で、あと回しになりましたが、映画の中身です。
ウーという男を殺しに2人の男が、守るために2人の男がやってくる。
5人は同じ時代に黒社会に入った仲間。
帰宅したウーの家の中で銃撃戦が始まるが、ウーの子供である赤ちゃんの泣き声にウーが銃撃をやめ「座って話そう」と言って、全員で協力してウーが持ち帰った家財を並べ、銃撃の跡を補修し、料理を作り皆で食べ酒を飲む。
この状況からしてあっけにとられて引き込まれてしまう映画です。
ウーを殺しにきたブレイス(アンソニー・ウォン)ですが、妻子に金を残したいというウーの願いを聞き入れ、殺す前に5人で協力して金儲けのための仕事をしに行くのですが…。
あとは観てのお楽しみ。
途中、ウーが亡くなり(ネタバレごめん!)そこで終わりかと思いきやまだまだ続く。
レストランのシーン、金塊のエピソード、ラストのホテルでのシーン。
見ごたえのある場面がいくつもありました。
2転3転するストーリーが面白く、また邦題の「絆」の通り、そこが主役なんだな、と思う映画でした。

この映画は男の映画です。
女性は死にません。
ウーの妻以外は、おまけ程度でちゃっかり女ばかりです。
というところも面白いです。