My Rosemary Nights

映画の感想などなど

(記事に無関係あるいは御遠慮願いたいトラコメは削除いたします)

なろの2006映画ベストテン!・・ではなくスリー(^^;)

2006年12月29日 | その他映画関係
今年観た映画の中から私の好み・独断と偏見の評価で選ぶベスト3です。

第1位:『ココシリ』
第2位:『トンマッコルへようこそ』
第3位:『胡同のひまわり』

次点:『白バラの祈り』、『ホテル・ルワンダ』、『ママが泣いた日』

選んでみたら、おぉ~、ベスト3はアジア映画で独占!
(というか私が観る映画が偏っているというか・・)

第1位:『ココシリ』
とても考えさせられる映画で、今年観た中で一番衝撃を受けた映画です。人間としてとても崇高な魂を持った男たちが主人公の映画です。
高知の第52回県民が選ぶ映画ベストテンで、批評家2人も個人のベストテンに選んでくれていました。自主上映で上映されたあと、わずかな期間ですが「あたご劇場」さんが劇場上映してくれました。(感謝!!)

第2位:『トンマッコルへようこそ』
ファンタジーで映像が綺麗でした。この映画にも、憎み合わない平和の精神が流れています。軽く流したりしない脚本で丁寧に作っていると感じました。役者達も丁寧に演じていて、全体的に作品の質を高めていたと思います。

第3位:『胡同のひまわり』
今年最期に観たから印象が一番残っていて有利というのもあるのですが、主人公と父親の関係がよく描かれていたと思います。時間を忘れて観れた飽きない作品で、私にとって『芙蓉鎮』のように、なぜか心に残る作品となりました。

次点の3作品。

『白バラの祈り』
主人公ゾフィ・ショルの崇高な魂。尋問官の見事な演技。処刑までを淡々と描いた作品。
魂をどの高みに置いて生きていくか、『ココシリ』同様、私のツボにはまった作品。

『ホテル・ルワンダ』
これもまた考えさせられる映画です。
ルワンダで何か起きたのかを人々に知らしめる役割を担った、訴えるものが明確な作品。

『ママが泣いた日』
ジョアン・アレンの演技に拍手!の作品です。
感情ってやっかいだけど、それを皆それぞれに日々コントロール・処理しながら生きている。身近な日常を巧く映画にしているところが良いです。

胡同のひまわり (向日葵)

2006年12月28日 | 映画の感想
作品:「胡同のひまわり」(向日葵)(監督:チャン・ヤン(張楊)/ 2005年/ 中国/ 132分)
月日:2006/12/26
場所:高知県立美術館ホール
主催:飲茶電影倶楽部「中国映画をみる会」

良い映画です!最初から最後まで時間を忘れ飽きずに観れました。
父と息子を、息子が子供の頃から父親になるまでを描いた作品です。

向陽は私と年齢も近く、父への反発や自由を求める姿など、日本人の私とあまり変わらないんだな、父は父で、私の父はあれほど厳格ではないけど、頑固なところは似ていて、二人の姿を自分と父と比較しながら観ていました。
やりたいことをさせてくれなかった!と向陽が言うところは特に自分と重なって、「そうだ!そうだ!」と同調していました。
幸い向陽は絵の才能があり、その道で食べていけているのですが、もし父があれほど絵を強要せず、向陽が他にやりたいことがあったら、たとえ絵の才能が埋もれようとも本人が希望する道を進ませてやりたいと、私が親ならそう思う。1つの道だけで選択を与えないのではなく、沢山の道を示してあげて本人が迷っているようならその時、この道はどうだい?というようなそんな親に私はなりたい、と思うのです。
向陽が「僕は父親になる自信ができるまで親にはならない」と言ったその言葉にも、親に対する反発があって、同調する私は、今でも若い未熟さを引きづっているんだなと自省も含めて感じました。

30年に渡って変化していく北京の町並み、高層ビルの中に取り残されたかのようにポツンと存在する古い家並み。ここももうすぐ取り壊されてしまうのだと思うと、故郷がなくなるような、何か寂しいものを感じます。

作中に出てくる子猫はかわいかったですねぇ。
隣人の劉さん(字合ってる?)が亡くなるところはホロリ。あの後、父が取り壊されていく家屋に何かを投げたのですが、あれは何だったのでしょう?

子供が産まれるシーンは本物で、世の中に触れた途端に則オギャー!ではないのだと知りました。赤ちゃんを引きずり出すように見えて、え、そんなにひっぱって大丈夫?と心配になってしまいました。でもあれが本当のお産なのですねぇ。
産む方も大変だし、産まれてくる赤ちゃんも大変なんですね。

ところで、最期に父は何で家を出たのか、私にはわかりませんでした・・・。

ユン・ピョウ(元彪)

2006年12月22日 | 俳優
誰が何と言おうと、私は彼が好きである。
いなかっぽさが抜けなくても、演技が下手でも、それでも彼が好きである。
ジャッキーやサモ・ハンほど売れていなくても、それでも彼が好きである。
香港映画大好きな私ですが、香港映画人の中で、大好き№1が彼なんです。

何でこんなに好きなのでしょう。
1.あの人懐こい感じが好き。
2.いい人なところ。
 (張曼玉も香港映画界で一番いい人だと言っている)
3.家族を大事にするところ。
4.驕り高ぶらないところ。
などなど、ああ~、もう愛しちゃってます。

一番好きな映画は「スパルタンX(快餐車)」。人の良さがそのまま出ているような役柄で、この作品で彼を好きになりました。足技にもご注目!の作品です。
「タイム・ソルジャーズ~愛は時空を超えて~(急凍奇侠)」、「黒影(神倫燕子季三)」も好きです。

とにかく、元彪は、このまま一生つきあって行こうと思っている映画俳優さんです。

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「黒影」で劇中使われている曲って、時々TVで耳にする気がする・・・。
(KCBの土佐弁あわ~じゃなかったかなぁ。勘違いかもしれないが)

のだめカンタービレ第9話

2006年12月11日 | ドラマ・アニメ関連
千秋くんの白目!のだめの白目!オープニングは白目でサービスでしたね。

ミッチー王子のパフォーマンス、いいねえ~。
真澄ちゃん・・・赤いシャツに緑のパンツって、クリスマスバージョンですか?

グッときたシーンは、ハリセンが千秋の胸をこぶしでドンッと突くシーン。ハリセン、いいとこあるやん。男やな~。

今日の演技№1は、峰パパ。カニを欲しがる峰パパ。あの表情良かったです。

ところで、とうとう原作読んでしまいました。
原作とTV版の違いを楽しんだりしています。ドラマ化された時、原作と比較してボロクソに思われるドラマもあるけど、のだめカンタービレはドラマも面白いので許せます。
個人的には千秋のおじさん一家が結構好きなので、出して欲しかったんですけどね。

トニー・レオン(梁朝偉)

2006年12月06日 | 俳優
大好きな俳優さんです。
あの眼差しがたまりません・・・。ほとんど一目惚れ状態でした。
ある雑誌をめくっていたら、そこにトニーがあの眼差しでこっちを見ているではありませんか。こんな人がいたの?と、それからDVD借りまくり観まくりました。しょうもない映画まで・・・。

大好きなのは「悲情城市」です。ユニークなのは「大英雄」。シリーズもので「インファナル・アフェア(無間道)」シリーズは言うまでもなく。「恋する惑星」も好きです。
「花様年華」も好きですが続編に位置する「2046」は好きではないです。実はチャン・ツィイーが個人的に嫌いなので、あのラブシーンが許せません。キムタクも個人的にはあまり好きではないので尚更に。大好きなマギー・チャンはちょっとしか出ないし・・・。あの2人ではなく別の役者さんだったら・・・。コン・リーもカリーナ・ラウもいい演技している作品なのに、個人的に嫌いな人が出ているだけでいやんなる・・・。



夜のスクリーン・ミュージック

2006年12月01日 | 映画音楽
「ニュー・シネマ・パラダイス」の曲が、「いちむじん」のアルバム「Rui」に3曲入っているので、毎日通勤の車で聞いています。
映画は観た事はあるけどその当時はあまり曲は印象に残っていなくて、トト少年だけが記憶に残っていました。
改めて聞くといいですね。穏かで、控えめで。

そうとう昔、NHK-FMで土曜日の夜に「夜のスクリーン・ミュージック」という番組があってよく聞いていました。そのパーソナリティの方のお勧めが「ソルジャー・ブルー」の「緑野に空は蒼く」で私も大変気に入ったのですが、今、そういう番組がないのですよね。
あったとしても特番なので、歴代の人気のある曲しか流してくれなかったりする。
スクリーン・ミュージックを集めたCDも同じ。全集とか何枚にもなっていないとなかなかいろんな曲には出会えない。

「夜のスクリーン・ミュージック」のように毎週あるなら、お勧めの曲、話題の曲、私が好きな曲、などいろいろな曲に触れることができるのに。
こういう番組、また再開したりしないだろうか。