PCいぢり

チラシの裏

Windows7にメモリ増設 その2

2011-10-23 21:26:45 | 自作PC

Windows7の64bit版に物理メモリ8Gを追加搭載したらSSDの残り容量が激しく減った話の続き。 dir /a コマンドで隠しファイルを探すと、hiberfil.sys と pagefile.sys という巨大なファイルがある。 SSDの全容量は64Gしか無いので、このサイズは看過できない。


C:\>dir /a
 ドライブ C のボリューム ラベルがありません。
 ボリューム シリアル番号は xxxx-xxxx です

 C:\ のディレクトリ

2010/07/19  09:20    <DIR>          $Recycle.Bin
2011/10/22  19:19    <DIR>          Config.Msi
2009/07/14  14:08    <JUNCTION>     Documents and Settings [C:\Users]
2011/10/23  22:19     9,507,999,744 hiberfil.sys
2011/10/23  22:19    12,677,332,992 pagefile.sys
2011/10/22  15:46    <DIR>          perflogs
2011/10/22  19:09    <DIR>          Program Files
2011/10/22  19:09    <DIR>          Program Files (x86)
2011/10/10  16:55    <DIR>          ProgramData
2010/07/18  02:05    <DIR>          Recovery
2010/07/18  12:46                90 setup.log
2011/10/23  22:19    <DIR>          System Volume Information
2010/07/19  09:20    <DIR>          Users
2011/10/22  15:29    <DIR>          Windows
               3 個のファイル      22,185,332,826 バイト
              11 個のディレクトリ   9,014,280,192 バイトの空き領域

C:\>

hiberfil.sys は休止状態の時に使われるファイル。起動ドライブであるSSDから動かせないので、 休止状態を使用しないように設定してファイルを消す。

pagefile.sys はスワップ領域。12Gの物理メモリを搭載したら12Gのサイズのファイルが出来た。 合計24Gの仮想メモリが扱えるように親切に設定してくれたらしいが、そんなに必要無い。

XPと同じように仮想メモリをサイズ0に設定してpagefile.sysを消そうと思ったら、Windows7では強めの 警告が出る。トラブった時にpagefileにある情報をサルベージして何かトレースするのだろうか? それともカーネルダンプ領域の代わりにでも使うのだろうか? 自分が使うマシンではないので、 リスキーなことは避けたい。仮想メモリをサイズ0にするのはあきらめる。



仕方ないので仮想メモリの置き場所をHDDに設定してみると、起動が若干遅くなった。遅くなるのは起動の時だけで、 起動した後は、以前と変わらない。しばらくリソースモニタでHDDへのアクセスを監視してみても pagefileにアクセスしている様子は無く、最終的には省電力が有効になり、HDDだけ電源が切れるところまで いく。やっぱり12Gもの仮想メモリは必要無いんだろう。

さらに ココ を読むと、pagefile.sys は、書き込み1に対して読み込みが40の割合で、読む時は殆どが16KB以下の小さなサイズで、 書き込むときは45%くらいが1MBのサイズで、pagefileほどSSDに置くのにふさわしいファイルは無い---と書いてある。 pagefile.sys はSSDに置いた方がパフォーマンスはよさそうだ。

結局仮想メモリの設定は、カスタムサイズの最小1.5G最大4GでSSDに置いた。しばらく使ってみたが、 1.5Gのままpagefileは増えてなさそうだ。必要なら動的に4Gまで増えてくれるのだろう。 これでしばらく様子をみて、次に帰省した時にサイズをチェックして再度チューニングしよう。