「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです:村上春樹インタビュー集1997-2011」
ラストに、文庫化にあたって掲載されたというインタビューが良かった。
マリア・フェルナンデス・ノゲラというスペインの女性がインタビュアーなのだが
良い方なんだろなと思いながら気持ち良く読んでいたら
村上春樹さん自身が最後に「正直に気持ち良く話をすることができた」と
コメントされていて、そうでしょうそうでしょうという気持ちになった。
ちゃんと村上春樹さんと「おはなし」をしている感じ。
また同じことお話させてるの?!という感じもなく
何か欲しい情報をがつがつと聞き出そうという感じもなく
むやみに目の前で持ち上げて媚びている感じもなく
ちゃんと春樹さんのお話の流れに沿っていて
小説を読み込んでいるから自らも流れの先に進みつつも
些末なところにはこだわらずに自然にまとめたり水を向けたり。
文庫にしては分厚くて、いろいろ発見もあったのだけれど
このインタビューを読めただけでも良かった。
(文春文庫;む-5-12)2012.9
ISBN:9784167502126
ラストに、文庫化にあたって掲載されたというインタビューが良かった。
マリア・フェルナンデス・ノゲラというスペインの女性がインタビュアーなのだが
良い方なんだろなと思いながら気持ち良く読んでいたら
村上春樹さん自身が最後に「正直に気持ち良く話をすることができた」と
コメントされていて、そうでしょうそうでしょうという気持ちになった。
ちゃんと村上春樹さんと「おはなし」をしている感じ。
また同じことお話させてるの?!という感じもなく
何か欲しい情報をがつがつと聞き出そうという感じもなく
むやみに目の前で持ち上げて媚びている感じもなく
ちゃんと春樹さんのお話の流れに沿っていて
小説を読み込んでいるから自らも流れの先に進みつつも
些末なところにはこだわらずに自然にまとめたり水を向けたり。
文庫にしては分厚くて、いろいろ発見もあったのだけれど
このインタビューを読めただけでも良かった。
(文春文庫;む-5-12)2012.9
ISBN:9784167502126