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roomy's blog

クラシックギター・タンゴ・函館・お花と日常のお話

小さな女の子の「ばいばーい」

2022-01-09 15:41:11 | 日記

わずかな雪の晴れ間にお買い物にいこうと、狭くなった一本道を歩いていると、

向かいから赤いソリに小さな女の子をのせたお母さんがやってくる。

(北海道では、ソリに子供をのせて運ぶのはあるあるです)

内心、”避けてあげるけれど、子連れのお母さんって往々にして自分が譲ってもらって当たり前で、

こちらが足をズボズボ雪に埋めながら脇によけてあげても「ありがとう」でも

「すみません」でもない人、多いんだよなあ”とかすかな憂鬱が心をよぎった。

ところが今日のお母さんは自分から道を譲ってくれて、

しかも通りすがりにその小さな女の子が「ばいばーい」と手を振ってくれる。可愛い。

もちろんこちらも「ばいばーい」と手を振り返し、

そのお母さんとも笑顔を見かわして行き過ぎた。

こんなことがあるだけで、一日がちょっぴり明るく照らされる。

ただの通りすがりの一瞬のご縁とはいえ、人と人との間はこうありたいよなあ、と思います。


昭和のかき氷

2015-08-15 15:25:08 | 日記
お盆で街は静か。
旅行か帰省か、外をキャリーバックを引いて歩く音がしている。
私は足をちょっと悪くしているので、
おとなしく遠出も近出も帰省もせずに家にいます。

なんとなく空を見ていたら、子供のころの昭和な光景を思い出してしまう。

夏に、青いプラスチック製のかき氷器に
金属製なので冷凍庫から取り出すときに手にくっつきそうになる
製氷皿から少し苦労して円盤型の氷をとりだして移し、
母や妹と交代でかき氷器を押さえながら
下にしもふりガラスの器を置いて
がりがりと音をさせてハンドルを回すと
こんもりお皿からはみでるようなかき氷ができて、
早くしないと溶けるから、出来上がり次第順番にシロップをかけて食べた。
食べ終わった残りのシロップにちょっと氷がのこっているのが
透明できれいだったり。

父に車でばあちゃんちやサーカスに連れて行ってもらったり。
途中の富良野の直売所でメロンやスイカを買ったり。

あ、父母ともありがたいことに健在です。
長生きしてもらわないと。

自分は親になれてないので、そうした時間を子供に与えることは
できないのだけれども、職業として、組織としては、
学生たちに心地よく過ごす図書館での時間を提供できている
・・・のだといいなあ、と思う。

それは交換可能な価値ではないのかもしれないけど、まあともかく。