Kiyoshiのroom335

音楽・お酒大好きでMr.335 Larry Carltonの大ファンKiyoshiのブログです(^O^)/

国際学会で最優秀賞を受賞!!!

2007-07-15 03:54:28 | Weblog

7月1日~6日に札幌で国際学会がありました。

The 5th International Symposium on the Molecular Breeding of Forage and Turf(MBFT2007)-第5回 飼料作物および芝草の分子育種の国際学会-という学会でしたが、簡単に言うと牧草の遺伝子を研究している世界中の研究者が一堂に会した学会です。今回はアメリカ、イギリス、ドイツ、スイス、オーストラリア、ニュージーランド、中国、ブラジル、メキシコなど19ヵ国から147人が参加しました。

僕は今回ポスター発表(壁に掲示して発表するスタイル)を行いました。僕の研究テーマは「マメ科牧草アカクローバーの染色体」ですが、いまアカクローバーはこの分野で世界的に注目を集めている研究です。この学会でも各国の大勢の方々から僕のポスター発表に質問やディスカッションが寄せられ、ただでさえ苦手な英語で悪戦苦闘しながら多くの討論を行いました。

学会の終盤には各国の代表によってベストポスターの審査が行われ、この学会で発表されたポスター104枚の中からベストポスターが3枚選ばれ表彰がありました。そこで何と僕のポスターが最優秀ポスター賞に選ばれたのです!まさか予想もしていませんでしたが、本当に嬉しかったです!神戸に来て3年間、決して平坦な道のりではありませんでした。辛い時もありましたし、もうやめようと思ったことも一度や二度ではありませんでした。しかし、頑張ってやってきて本当に良かった!このポスターの作成も、最後の大詰めには10日間で5回徹夜するという(はしかで大学が閉鎖になったこともその一因ですが)強行スケジュールと体力の限界に挑んだといって過言ではない状況でしたが、頑張った甲斐がありました!国際学会で最優秀賞を受賞するということはかなりの業績になります。現にこの学会中にオーストリアやニュージーランドなど4カ国の研究者の大先生方からうちに来ないかという熱心なリクルートを受けました。それに乗るかどうかは別として、やはり将来は職業研究者を目指そうと思っています。

この受賞は、一緒に研究をしている後輩と、この研究プロジェクトの共同研究者の方々、そして何といっても我が研究室のボスに最大の感謝をしています。

今回は受賞とは関係なく多くの国の方々と友達になりました。何しろいきなり初日から外国人総勢17名(日本人4名)を連れて居酒屋に行き寿司を食べ、次の日は総勢25名(日本人2名)で会議と食事のため、初めての札幌にもかかわらずお店を探し、すすきので無事に会合を行いました。その次の日も20人を連れてすすきの・・・と、何で地元の人じゃなくて俺が案内せなあかんの~?って思いながらも、日ごろ培った飲み屋のにおいを嗅ぎ分ける能力と、情報網(はるばる電話で色々教えてくださった皆様お世話になりました)を駆使して何とか各国の皆さんをおもてなしすることができました。おかげで学会参加者のほとんどの人に顔を覚えてもらいました。僕の下手な英語にもかかわらず、お酒を通じたコミュニケーションは国境を超えました!さすが欧米の方々はめっちゃお酒強かったです!1次会は外国の方々、2次会3次会は国内の研究者の皆さんと飲んで日本語で熱い議論を交わしたりしてました。そんな訳で札幌とすすきのはかなりマスターしました。

今回の学会では朝から晩まで英語を喋り続けてなかなかハードでしたが、多くの友人ができて本当に充実した1週間でした。何よりベストポスター賞の受賞は大きな成果になりました!そして、北海道は良いところです!ぜひまた行きたいです!


写真:上,自分のポスターの前で
   下,表彰の後