六甲ハチエモンの六甲全山縦走大会挑戦記。

六甲全山縦走大会に向けての練習や大会参加で感じたこと。
(2008年夏~の練習と挑戦の記録)

六甲の思い出。縦走練習前。

2010年11月16日 | 縦走練習(2008年)
僕が六甲縦走大会を知ったのはいつだっただろう。


六甲山(六甲山系)といえば、遠足やハイキングなどの思い出があり、唯一縦走に近い事をしたのは、高校の頃だったと思う。六甲ケーブル山上駅から宝塚あたりまで、半縦走に近い事をしたのをおぼえている。
他の日に、摩耶山のどこかの登山道も一部記憶に残っている。
(これらは高校の行事でみんな参加するものだった)
登山やマラソンでそれほど苦しい思いをしたことはないが、その半縦走のことも特に苦しい思い出としては残っていない。小中学校時代にもキャンプやハイキングは何度か行ったが、学校の遠足や、休みの日に家族や先生に連れて行ってもらったという、そんな経験だけだった(覚えていない部分もある)。


苦しかった事といえば高校の頃、友達と六甲最高峰に自転車で行く事になった時のこと。友達はマウンテンバイクだったが、僕は普通のママチャリだった(笑)。でも若さというのはすごいもので、あきらめずに最高峰まで行った。
西宮から車道を通って、それも登りのほとんどの区間は自転車をこぐ事は出来なかったが…何とか最高峰へ着いた。「これ(マウンテンバイク)はわかるけど、これ(ママチャリ)はきついわ」と登山の男性数人から言われた。
本当に怖かったのはここから先。下りはブレーキもほとんどきかないような恐ろしいスピードが出る。仕方なく自転車を押すのだが、登山者でも危ないような車道で、行き交う車が本当にこわかった。無理に乗っていたら大事故につながっただろう。


それから10年以上の時が経っただろうか。
5年前に友達数人とお酒を飲む機会があり、その中のBさんとCさんが六甲縦走大会の話をしていた。一日に何十キロも歩くとか雪の中を歩いたとか、想像も出来ないような話をしていた。そのうちのお一人はマラソンなどをしているのを聞いていたので特に驚く話ではなかったけど、大変な経験をしているのに、どこか楽しそうな話し方だった。
ただ、僕にはまったくといっていいほど興味がなかった。「自分に出来るかどうか?」を考える事すらしなかったが、「とても出来ないな」とは思わなかった。
お二人は「ハチエモンさん、やってみる?」と言ったが、ほぼ即答で「しない」と言ったと思う(無言で笑ってただけだったかも?)。


それからさらに時が流れた。
別の友達のAさんが六甲縦走大会に興味を持っている事を聞いた。
Aさんはその当時、すでに富士山に何度か登っていて、他の山の経験もあった。普段トレーニングなどもしていて、運動が好きな方だと思っていたので、その話題が出た時も不思議な感じはなかった。
ただ、Aさんは地理や方向感覚に弱く、一人で縦走路を歩くのは不安があるという。
一緒に縦走路の登山練習をしないかと誘われたが、これも即答で断った。
自信がないわけではなかったが、運動が面倒だったし、練習の末に大会に出たいといわれるのは明白だったし。普通は一度断られたら躊躇しそうなものだが、Aさんからはあまり間をおかずに何度か誘われた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
最近(2012年3月)思い出したが、これ↑↑は2008年の8月に入ってからの話。
Aさんは、その直前の7月に行った六甲山の観光の話を、ある場所でしていると、その中に縦走大会経験者Tさん(当時3回参加・完走。現在7回完走)が居て、縦走の話になったらしい。
Tさん「六甲山ってどこに行ったの?」(山歩きをしている人は「~山」やハイキングコースなどの返事を予想していたと思うが…)
Aさん「ジンギスカンやオルゴール館…」のような、かみ合ってるのかどうか分からない会話があったらしい(笑)。
その流れで、Tさんが縦走大会経験者だとわかり、
Aさん「大会に興味はあるけど、一度に練習なんか出来ない。ぶっつけ本番も出来ないし…」
Tさん「3~4分割にして練習するものだから、一度やってみたら?」みたいなやり取りがあった。
Aさんは、身近に感じていたTさんの話を聞いて、自分にも出来るかもしれないと思い…。
僕が誘われたのはその直後なので、上の会話が無ければ、この年に練習を始めることはおそらく無かったと思うし、その後も全くすることはなかったかもしれない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「仕方ないな…。六甲縦走大会でどんな内容かな?」と少し調べてみた。
「50kmあまりを一日で歩くのか…時速4kmなら12時間半で行けるな。完走率は…8割以上!比較的簡単だろう」と思ってしまった。
半縦走は高校の元気な頃だったし、他にはハイキング程度の経験しかなかった僕にとっては、大きな勘違いをしていることには気付くはずもなかった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿