星 力馬 俳句日記

元高円寺メトロノーモの店主
星 力馬の日々の俳句

春惜しむ

2006年04月18日 | 当季雑詠
「やつて見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず。」 『山本五十六語録』
今日は山本 五十六(やまもといそろく 明治17-昭和18)、連合艦隊司令長官をつとめた旧帝国海軍軍人の忌日。上記の言葉は、人にものを教えるときの心がけとして、今も座右としているひとが多い。
小生も、かつて組織の一員として指導する立場にあったときは、いつもこの言葉を念頭において行動していた。含蓄のある言葉だと思う。
急に暑さを感じる日になった。
昨日から春土用に入ったので、立夏まではもう間もない。鯉のぼりが風に吹かれているのを見ると、夏が近づいてきていることを実感するものだ。
山本五十六は逆立ちが得意で、階段の手すりで逆立ちしたり、川くだりの小船の舳先(へさき)で逆立ちしたりして、周りの心配する顔を面白がっていたという。
逆立ちしても、もう春は短い。

 逆立ちし鼻に入りたる春惜しむ