リコの文芸サロン

文化、芸術、手芸など人生を豊かにする情報発信ブログを始めました。より良いブログに育てるためにコメントなどお寄せください。

歌友を偲ぶ②

2023-02-16 | 短歌
あけび歌会の分科会のもえぎ歌会の柘植恵介さんは令和3年1月16日に81歳で亡くなられました。

柘植さんご自身で歌集『短歌による自分史』を令和3年3月に出すべく「あとがき」まで準備してありました。
残念なことに1月16日に亡くなられました。


彼を偲んで歌仲間の皆さんが『柘植恵介さんを偲ぶ歌集』を作られました。

もえぎ歌会の皆さん。

①に続き②をご紹介します。
原稿は15名分あり、タイプすると時間がかかりますので、スマホで写真を撮りパソコンに送り編集してアップしました。

文字を大きくしたい場合は画面をタップして、拡大できる画面にします。
記事に戻るをタップすると元の記事に戻ります。
























③に続く






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年のバレンタイン

2023-02-14 | 日々彩彩
10年位前に海外旅行のお土産に主人は友人からゴディバのチョコレートを貰いました。
その美味しいこと、値段が高いだけでなく、ゴディバは本当に美味しいと思いました。 

今年は奮発して、初めての自分用にゴディバの2段チョコレートをネットで買いました。


59粒入り。
上段24粒入り、下段35粒入り
ネットの画像。綺麗ですね。

今、届きました。


箱は紙ではなく、スエード調人造皮革のエクセーヌ(東レ)のような箱です。


金色の包装紙。

包装紙を取ると、




一段目はナッツなどの内容物のあるチョコ。

内容の紹介カード。


2段目はミルク、50%ダーク、72%ダークチョコ。
いつもはデパートで5000円位の小さい箱を買います(贈答用に)がコロナ禍で出掛けないので、ネットで買いました。

主人は昨年の10月に40日も入院して、腸閉塞の改善の為に6時間もの手術をしました。
順調に回復してますが、「あの40日は正に闘病だった」と言います。
それで今年のバレンタインは豪華版にしました。

★大阪府寝屋川市出身の武隈親方(元•大関の豪栄道)の優勝額と化粧まわしが寝屋川市に寄贈されました。





東京の国技館の壁に飾ってある時は畳1枚分ぐらいに見えますが、実物は畳4枚の大きさだそうです。




コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌友を偲ぶ①

2023-02-11 | 短歌
一般的に人の人生は60代から男性は退職後、女性は家事・子育てが終わると新しい出会いもなく、ほぼ穏やかな日々となりますが、あけび歌会で短歌に出会った方々は歌友とこんなにも深いお付き合いの日々を過ごされていたのですね。
驚きとともに感動しきりです。

先日、私の属しているあけび歌会の柘植恵介さんの三回忌の記事を書きましたら、ブログを見られた小笠原嗣朗代表から、大学のゼミで柘植さんと一緒だったとメールを頂きました。

小笠原先生から柘植さんの歌集、もえぎ歌会の柘植さんを偲ぶ歌集を送っていただきました。
あけび歌会の分科会の東京の、もえぎ歌会の方々に柘植さんは優しかったですね。
今回の記事で、彼にお世話になった歌友さん達がエピソードを寄せてくださった歌集のご紹介をします。
3回に分けてご紹介します。



あけび短歌会で永く活躍しておられた柘植恵介さんが、本年1月16日に亡くなられた。コロナのためビデオ開催となっているもえぎ歌会に毎月欠かさず出席し画面に元気なお顔を見せておられたが、11月の出席の後入院され、我々の心からの願いも空しく逝去されたのは心痛に堪えない。
 柘植さんは私とは大学のゼミの同期の仲間で60年に亘るお付き合いであった。会社生活を終えられた頃、勤務地の北海道の大自然に魅了されて短歌を詠んでいたと伺った私の、度重なるお誘いを受け入れて頂き、平成18年にあけび歌会に入会された。もえぎ歌会に所属し、大津留温先生のご指導を共に受け、あけび誌の編集委員や校正を担当、本部の入退会・会計を担当され、もえぎ歌会の世話人を務めていただいた。
 柘植さんは、登山、釣り、スキー、囲碁,将棋と多趣味な方であったが、近年は「詠む・酌む」しかなくなったと次の歌を詠まれている。
 
 詠まざれば耄けの道をたどりけむ
         こころ若やぐあけび歌会  

柘植さんの歌は、伸びやかにありのままの自分を隠すことなく詠出されている。歌の調べがよく、時にユーモアがあり、そのまま我々の心に響く。
 ほろ酔ひて詠みし歌にはこころ在り
      衒(てら)ひの無きがその要(かなめ)かも

と昨年11月の遺詠にある。まことに柘植さんらしい歌である。
 柘植さんは、あけび歌会でその大きな包容力、人徳で皆さんに敬愛されておられたが、別けても、もえぎ歌会では、その中心にあって、歌の指導、会のお世話とともに周囲の人たちを和ませる貴重な存在であった。歌会での3時間以上に及ぶ活発な質疑の後の二次会を楽しみにしておられ、みんなと酌み交わしながら、時を忘れて話し込んだ日々は忘れられない。
 柘植さんはあけび歌会での14年間休むことなく投稿されており、合計で1500首ほどの歌を投稿されている。このたび、もえぎ歌会の方々に声を掛けて、敬愛する柘植さんの歌の十首選集を編もうと言うことになった。この選集には、それに加えて、柘植さんを偲ぶ我々の歌1首と自注を付け加えて掲載することにし、このような冊子が出来上がった。(後略)

令和3年6月          小笠原 嗣朗


あけび短歌会
  「もえぎ歌会」の仲間による
『柘植 恵介さんを偲ぶ歌集』

〇何ごともありのままなる君なりし
      歌の道にもそれが光りき  轟 雄介
 柘植君とは、編集、校正の仲間として濃密な一時期があったことを今懐かしく思い出している。校正が終わった帰り道で彼と酒を酌みつつ、きまって思い思いの歌論を熱く闘わせたものだった。彼には折り返しの人生の全てを歌に賭けるという迫力があった。自分の生き様を歌に残そうという自分史へのこだわりも人一倍強かった。また、師に心酔し、その一言一句にひたすら耳を傾けながら、ありのままの自分をさらけ出して歌の道を求め続けていたのである。それは病を得てからも衰えることはなかった。彼にとって病は正に「境涯」だったのだろう。「喉頭がん」ふたたび(一)~(三)」にはそれが如実に表れている。この連作24首を残して彼は朝露の如くに天に召されてしまった。残念でならない。


〇二次会の定席に居てゆふるりと
     歌のごとく笑みを絶やさず   飯田 穣壹
柘植恵介さん、大兄との思い出は、数え上げればきりがありません。
始めて親しく話し込んだのは奇しくも東日本大震災の日、白梅忌の帰途、京王線の不通で緊急避難場所となった小学校の体育館。一緒に入会した即詠会で大津留先生の講評に一喜一憂した恰も青春時代のような日々。全国大会後にカラオケで三次会をやろうと二人で企画し会場を探し回った雨の神田の夜。何より、もえぎの月例会の二次会の中華料理店の入り口脇の定席で盃を手に微笑を絶やさず皆と歓談されている大兄のお姿が忘れられません。

誘ひあひ同時に入りし即詠会
           あけびのなかのわれが青春
君が歌を詠み継ぎゆけばいつしらに
           穏しきものの満ち来るなり  合掌


〇「添削の実例集」より君の名を
           見つけ思わず涙込み上ぐ    上杉 勝子
仕事場の「二重橋前」を降りて地下道をまっすぐに行くと日本俱楽部のあるビルがあり、いつも改札を抜けて地下道を見ると柘植さんの穏やかで優しい笑顔が思い出されます。
 短歌とお酒が大好きで歌会の懇親会では終わりに近くなる頃に遠慮がちに「もう一本頼んでもいい」と言い満面笑みの顔も忘れられません。
 本当に、未だ信じられない気持ちでコロナ禍が終わり歌会が再開すれば、又、柘植さんに会えるような気がしてなりません。
アッ、また涙が滲んできました。



〇中学時学びし君と八十路まで
         付き合いできた短歌の力   江本 朝子
中学2年の時同じクラスの柘植さんと六十過ぎての同窓会で会うようになり、短歌をしているとの事でした。ご自分の歌を会にもってきました。その頃より実に上手く感心してましたところ、「あけび会」に勧められましたが、レベルが高いからと物怖じしてました。応援するからということで入会し今日に至ています。友人であり師でもありました。


②に続く。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

君にちなむ

2023-02-09 | 日々彩彩
1月に歌会のHPの管理者を小笠原嗣朗代表から私に変更する手続きをしました。


これが簡単なようで、ちょっとコツが要りました。
令和5年2月8日からHPの管理者が私に移管されました。

あけび歌会のHPは20年くらい前に開設され、3年前に私がライターの資格で引き継ぎました。
移管をしないと過去の記事が引き継げないので必ず移管手続きをします。

ココログの管理者とライターでは使える機能が違います。
ライター(今までの私)はプレビューが使えないので記事を書いても枠にハマってるか解らないので、エイヤーと記事をHPにアップして、画面上の記事が不具合だったら、慌てて、下書きに戻します。
皆で記事を書けるように管理者はライターを指名出来ます。
管理者、ライター、準ライターの構成です。


数年前にアマゾンで購入したココログの本を今も売ってますね。

★「君」にまつわる我が家の話をします。
2015年12月のこと、ガラケイのリコにスマホを勧める主人に、
「私の友達は携帯を持っていない人が多いのでスマホは必要ないし、料金が今の2倍になるから(1万円)嫌だ」と言いますと、主人は「君はいつも最先端の物を使いこなしているから、ガラケイは似合わない。
自分は退職して充分、スポーツクラブに通ったからもう、ジムは卒業する。ちょうど月額1万円だし。スマホ代になる」と言いました。

こうして、2015年12月7日に一台目のスマホを買いました。
この時にスマホにしなかったら、2018年に始めた「リコの文芸サロン」は存在しなかったと思います。
記事の98%はスマホで書いて、スマホで撮った写真を挿入しています。

★春先の我が家の庭
ウキツリボクが可愛くて4世代で咲いてます。

ピンクの矢印が生まれたての花、左に行くに従って先に付いた蕾です。


シャコバサボテンは、花盛りですが、やはり、寒いので元気がないです。夕方に主人がビニールで保護してくれます。



こぼれ種が大きく育ち、始めて花を咲かせました。蕾も5個位あります。

こぼれ種で生えてきた姫立金花

獅子頭の椿。10個位蕾が有り、1番よく咲きます。

パンジーと葉牡丹、緑の茂りは頂いた種ですがファイアーキャンドルだそうですが三つ葉のクローバの様な感じです。

緑の葉ばかりの今の状態ではこの花が咲くとは思えないね。
こちらも夕方に主人がビニールで保護してくれます。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歌友の三回忌

2023-02-06 | 短歌
令和3年1 月16日に81歳で亡くなられた柘植恵介さんとの思い出を歌友のKさんが自歌自注に書かれました。

ボトルキープに亡き友の「柘植」と書かれたKさんの男の無念が伝わります。


kさんの先輩の歌友で飲み友達でもある柘植さんを偲んで書かれました。

令和5年2月号から、
酒場にて   T.Kさん 
 在りし日の君の笑顔の浮かび来てバランタインに君の名を書く
 
早いもので、あけびの先輩柘植恵介さんが亡くなられて二年になろうとしています。歌会に入ったばかりのころ親切に歌会の事情や歌の世界を教えて頂き、おかげで徐々に分科会にも溶け込めることが出来た。
腰を据えて歌を続ける気持ちになれたのも柘植さんが、傍で常に気にかけてくださったからである。歌会の後の「ちょっと行くか」の仕草に即反応し、湯島の行きつけのバー「光」に向かったころが懐かしい。柘植さんとのつながりも、この酒場が原点であった。二人飲み会の場でのさりげない会話がいつも楽しく魅力的だった。酔うほどに口調も滑らかになり、最後はカラオケで締めた。柘植さんの愛した店の後任としては、これからも時々顔を出すようにしたい。

 この短歌を月刊短歌誌で最初に読んだ時は、私はKさんと奥様の思い出を詠まれたものと思いました。
ところが2月号の「自歌自注」を読んだ時、「君」は柘植さんの事だと解りました。

柘植恵介さん

も平成28年10月18日の東京の全国大会の吟行の時、笑顔の柘植さんに迎えられて、とても親切にしていただきました。
笑顔のよく似合う、思い出深い人がまた一人旅立たれました。
「君」に因んで詠みました。

吟行の川越の辻に手を振りて 
「こっちこっち」と笑顔の君は  涼風


川越の蔵造りの街を散策する会員さん達。  
     

この全国大会の時に柘植さんは
あけび賞25首詠草の2席に入賞されました。
一部をご紹介します。

平成28年12月号より
短歌に魅せられて  柘植恵介
○職退きし頃は思ひもよらざりき短歌に魅せられ迎ふる喜寿を

○怖づ怖づと入りしあけびの歌会を待ち詫ぶる日のよもや来るとは

○み教えのひと言すらも逃すまじ身じろぎならぬ歌会なりき 

○亡き母の遺せし日記の端ばしにしるせし短歌の胸に迫り来

○松井せい(せい)様のごとく生きたや短歌の道身の尽くるまで詠みつぎゆかな

「作者の言葉」
学生時代から多趣味を誇ってきた私ですが、ふと気づいたら短歌ひとすじの白髪老人になっていました。入会当時のあの「逡巡」が今では甘酸っぱく思い出されます。今回の詠題は身近な詠題だけに、歌はすらすらと数多く浮かんできましたが、一方では何故か花田先生の「一本の道」がしきりに思い起こされました。書斎の壁の大津留先生の色紙は私の大きな心の拠り所です。受賞は年甲斐もなくやっぱり嬉しい。こころから御礼申し揚げます。(柘植 恵介)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする