リコの文芸サロン

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正岡子規の百ヶ日

2022-10-22 | 短歌
今、長塚節の本「白き瓶」・藤沢周平•著を読んでいる関係で、子規と弟子とのの関りを思い返しています。

「正岡子規の百ケ日」を再アップします。
◆ ◆ ◆2021年12月21日◆ ◆ ◆

     
葯房主人歌草』の著者の
鈴木葯房師は(鈴木虎雄)京都大学名誉教授、文化勲章受章者です。
あけび歌会の大先輩です。

鈴木師は明治34年に新聞「日本」に入社している。
病に倒れた正岡子規に代わり短歌選者を務めた。
 子規の晩年の生活の面倒を見た新聞社「日本」の社長の陸羯南(くがかつなん)の次女と鈴木師は結婚されたので、子規の日々は鈴木師に良く届いていたと思います。
鈴木師は明治41年に東京から京都大学へ赴任する。

『葯房主人歌草』に鈴木師が書かれた子規の葬儀の様子と百日忌の様子をお伝えしています。



リコの短歌結社は大正10年(1921年)の創刊から後、8年で創刊100号に成ります。
てすから、古くからの会員さんの鈴木虎雄先生は正岡子規と同じ会社(日本)で働き、同じ時代を生きてみえました。


鈴木葯房師

この本は昭和31年発行(1956年)で65年前なのでボロボロです。



★9月19日に正岡子規(1867年~1902年)の葬儀の様子をアップしましたので今日は百日忌の様子を鈴木葯房著『葯房主人歌草』から抜粋します。

この時38歳の伊藤左千夫(1864-1913)と28歳の香取秀真(1874-1954)の弔歌も掲載されています。




上の2枚は明治35年12月27日子規の百日忌の様子を書いたページの写真


子規子百日忌   明治三十五年十二月二十七日 「日本」

二十七日、根岸短歌会につらなる者はかりひて子規子百日忌を田端大竜寺に営まんとて二三の僧を請ひ心ばかりの読経をささぐ。母堂令妹及び二三の知るべの参拝終はりて、会者各々意を述ぶ。

秀真は前の日を此の日と取り違へて参詣しけるとかや。その歌に曰く

〇よもつべに歌つどひすか夢にだに百日にすれど音づれはなし

〇百か日に今日はたなりぬあなやめる足か冷ゆらむ墓に霜ふる

左千夫はその人の立ちたる姿は見ずて寝ねたるさまぞしのばるるなどいふ。曰く。

〇敷妙の枕によりて病伏せる君がおもかげ眼を去らずみゆ

〇梅椿みはかの前によろしなべ誰がささげけむ見らくうれしも

〇うつそみに吾ささげけむ野菊はもみはか冬さび枯れにけるかも

 ※野菊は手つくりのよし。


葬儀の様子を書いたページ。


明治33年12月23日 蕪村忌当日に行われた子規庵最後の俳句会の写真。
前列左から4人目の膝の前で手を組んでいるのが高浜虚子、後列左端が河東碧梧桐です。右上の丸の中の写真は子規です。

参考までに高浜虚子の立ち待ち月の子規への弔句

〇子規逝くや十七日の月明(つきあきらか)に

この短冊は兵庫県芦屋市の虚子記念文学館に展示してありました。 

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あさイチの腸内細菌特集

2022-10-20 | 日々彩彩
19日のNHKあさイチは腸内細菌の話でした。

腸内細菌の割合でタイプは5に別れます。
タイプ別に罹りやすい病気も解るそうです。
A 高血圧、糖尿病など


B 健康的
C 機能性胃腸症、炎症性腸疾
  患 
D 肝疾患、炎症性腸疾患など


E 健康的

腸内細菌検査が出来る病院はネットに沢山、載っています。
受取った専用キットで便を採取して病院に送り、説明を受けます。 
費用は2万円くらいからです。

腸内細菌タイプ別の好みの食事を食物繊維の多い食事に改善案、
Aタイプ、
唐揚げに野菜を足して黒酢餡掛け、めかぶ定食に変える。
Bは理想的な洋食例
インゲンの肉巻き、トマト、キウリ、野菜スープ、ヨーグルトなど


ポテトチップスは1/3に、枝豆とコーンのサラダ、野菜スープなどを足す。
コーラをウーロン茶に変える。

リコの食改善、
冷えた時とかによく下痢になります。夏などパソコンをしながら後ろから扇風機を当てていると、お腹を壊す時が多いです。
バスツアーに行く時は車内冷房が強い時が多いのでお腹の具合をいつも気にして参加しています。
①リコは麦入りのご飯を炊くことにします。(主人は銀シャリでないと嫌がるので普段は白米です。)
②ヒポクラテススープ
7種の野菜を煮込む。
③納豆、豆腐、海藻を多くする

この番組は配信日から7日間、「NHK+」で見逃し配信があります。



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バケットリスト

2022-10-18 | 奇貨譚
バケットリスト
死ぬまでにやりたい100の事を書くリスト。
日本でも「バケットリストノート」としてネットで売っています。


ネットより。

①主人のお世話。
主人は純日本食(ご飯、味噌汁、漬物)、リコは洋食(チーズ、ピザ、パン)が好きです。
私は体調に合わせて、夕食を抜いたり、おかずを残します。
主人は勿体無いと言って、絶対に食べ物を捨てません。  
大腸は食事が関係してますので、もっと主人の食事に気をつけるべきでした。

主人は腸閉塞の治療で入院してますが、コロナ禍で面会は出来ませんので、電話で語らっています。

②短歌が上手くなりたいです。  
好きな歌人の本を今読んでいます。
子規は10月7日に上田三四二は10月11日にアップしました。

長塚 節
『白き瓶』は長い小説なので読むのに時間かかります。
 

③フランス(5回も行ってるのに)とエジプトに又、行きたい。
ピラミッドの近くに建築されたエジプトの大博物館を観たい。
コロナ禍で、2年も開館が延びていましたが11月に開館式が予定されています。



フランスは食べ物が美味しいので、パン、チーズ、ムール貝、鴨のオレンジソース煮が食べたいです。

以下は秘密なので、イニシャルで書きます。
④Jの出来ないことは諦める。
⑤K の実現。
⑥Aの実現。

★10月16日のzoom歌会の詠草鑑賞、
○リコの元詠草
国葬の夫の遺影に深々と拝礼をなす昭恵未亡人  涼風

(国葬の様子をテレビで観ていましたら、昭恵夫人が深々とお辞儀をされ、3秒程止まり、拝礼された。この様子は胸に迫りました。)

歌会での皆さんの意見を聞いて、推敲しました。
国葬の夫の遺影に深々と拝礼なせり昭恵夫人は

(元歌は4句が終始形か連体形か解りにくいので語句を変えて、はっきりと終止形にしました。元歌を未亡人としたのは、私自身の怒りです。
国葬の是非ばかり騒がれて、殺人の被害者の安倍家の人々へのいたわりがないのを腹立たしく思い、未亡人としましたが、やり過ぎですね。)

○歌神祀る玉津島社に歌絵馬のなく「家内安全」風に音たつ
         N•Nさん



和歌山の「和歌の浦」に行かれた。Nさんの自注、
「和歌の名勝なのに歌に関する絵馬が一枚もなく、家内安全とか普通の絵馬ばかりが風に揺れてカタカタと、音を立てていて、御祭神が腹を立てているようでした。」

Nさんは視点がいつもユニークで「普通の絵馬がいっぱい掛かっていた」では無く、「風にカタカタ揺れてる」と面白い表現をされた。

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心のぜい肉と体のぜい肉

2022-10-16 | 日々彩彩
体のぜい肉、
最近、ヒポクラテススープ(7種の野菜を煮込)を主人の療養食の為に作っていますが、体に良い感じがするので、リコも飲んでいます。
体が絞まって来たように思います。



心のぜい肉、
映画の「本覚坊遺文」を観て、
織田有楽斎が、
山崎の茶室•妙喜庵に利休は自分の座り心地の良い場所を造った。そこで止めとけば良いのに、秀吉始め、多くの武将をそこに入れ込んだ。


この台詞を読んで、
人それぞれの持ち場、居り場を尊重するようにと理解しました。    

★読んでいる本で、
上田三四二の『短歌一生』は汲めども尽きぬ泉のような本です。
上田歌人は短歌の味わい方も、深く、一般のリコの様な短歌の新米とはアプローチも全く違いました。
リコは歌歴10年で、実力は普通ですが、月刊誌の編集の、お手伝いをしてると会員さんの背景も、解る時も有り、人々の心境が少し解るように成りました。

○伊集院静さんの正岡子規を、書いた『ノボさん』は
後ひと押しの文がよく見かけられ、お上手な作家だと思います。


○命終が見えた人と、たっぷりの未来のある人とは、散歩1つ取っても、書いてあることが違う。
リコはこれ迄に5人も命終が見えた人のお世話をして、臨終に独りで立ち会いました。
命終は人それぞれなので余り詳しく書かないほうが良いと思っています。
 30代、40代の若者が希望に溢れる人生を語るのは他者の参考になるので良いことだと思います。

★昨夜は町内の防犯で火の用心の夜回りがありました。
テキパキと手順をこなす若い人達が増えた感じがしました。
日々、暮らすうえで、町内会はとても大切だと思います。

★今日のzoom歌会は欠席が多く、参加は4名のみで、11首を鑑賞します。
リコが短歌の座右の書とM先生にお知らせしましたら、先生は既に、先生の座右の書で付箋がいっぱいでした。


今日の歌会は参加者が4人なのでこの本に付いて詳しく、話し合いたいと思っています。

11月は対面の歌会を予定しています。




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病院へ主人のお供

2022-10-14 | 日々彩彩
『本覚坊遺文』のテレビドラマを観ました。
本覚坊は最後まで利休に付いていた弟子です。
利休の死の真相を探る、関係者の物語です。
井上靖の原作、『本覚房遺文』
大昔、この本を読みました。



そうそうたる役者の映画です。



秀吉役の芦田伸介。


利休役の三船敏郎

織田信長の弟の織田有楽斎は、
茶室に入る秀吉は毎回、利休に毎回、殺されていた。
刀を取られ、屈んで茶室に入り、茶碗を愛でさせられた。
一度くらい、秀吉は利休を殺したかっただろう。

秀吉から死を賜った時の利休の言葉、




★9月の主人の腸閉塞の治療でリコは最近、病院によく行きます。
高齢のお爺さん、お婆さんが目に付きます。
耳が遠い方も見えますのに、診察室の入り口で名前を呼ぶだけで、患者さんを捜そうともしない看護師さんも居ます。

薬を○○日間抜いてくださいや、既往症、家族の病歴、手術/治療の同意書など、書くことが多く、独居の人は大変だなと思いました。
リコもいずれ独居老人に成りますので他人事ではありません。

★アジアンハイビスカスの種が沢山できてます。


緑色の種が、真っ黒に生ったら切り取って、来年の7月に蒔きます。
10月末まで、置いといて、切り取ります。
来年の7月に蒔きます。





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