リコの文芸サロン

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短歌の面白み

2021-11-15 | 短歌
★毎年1月に皇居の宮殿松の間で歌会始の儀が有ります。 


2021年のお題は「窓」でした。(締め切りは9月30日)
リコはミー姫を詠んだ歌に「窓」が入ってたのでこれは栄進歌にしょうと思いました。

立ち上がり窓から覗く
家猫の目でものを言ふ
「入れてください」 涼風

でも、歌会始の儀•独特の長く伸ばして読み上げる、
「目で〜〜、ものを言ふ〜〜、入れてください~~」はいくらなんでも皇居で不敬でしょう。
で、毎月の歌会に出詠したら猫と飼い主の絆がよく伝わると大評判でした。

もしかしたらこの歌は「招き猫」にあやかり入賞してたかも知れませんね。
入賞すると宮内庁から11月に分厚い封書が届くそうです。

 リコの短歌の会の創始者の花田比露思主幹は宮内庁の入江侍従(当時)から電話がかかり、昭和39年の宮中歌会始の召人として招かれることになりました。昭和39年に召人として歌会始の儀に参内されました。

お題「紙」、
ふるさとの清き流れに今もかも翁はひとり紙漉くらむか 



 平成19年の大津留温主幹が召人として歌会始の儀に参列された時の歌は お題「月」、

宮内庁から5枚和紙が大津留主幹に届き、緊張で4枚失敗して、上の用紙が最後の一枚でした。

召人とは、

 
★知人宅の犬が足を怪我をして立ち上がれ無くなり、遂に安楽死をする事になりました。
当日、獣医師、看護婦さん、助手の3人が見えて安楽死に成りました。
まだ、温かいワンちゃんの胸に庭のランタナを捧げました。



安楽死の知人の犬に
庭花のランタナひと枝
供花となしぬ  涼風

この歌も歌会に出詠しましたらM先生に「悲しいとか寂しいとか詠まないで悲しさを表現できている。••供花となしぬ••と詠み切ったことが素晴らしい」と褒めていただきました。
貴女は動物の歌が上手いねと。花鳥風月が主流の短歌の世界で動物歌を褒められて複雑な気分です。


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