人間の脳は決して近代化していないという事を知っている人は少ない。
本来 人間が持ちえる快楽は原始的な物と自己実現的なものが関の山で
近代の娯楽に脳は対応していない。
タバコは言うに及ばず アルコールにもカフェインにもゲームにも映像にだってた。
対応していない娯楽を過剰に摂取や習慣化すると
脳のレセプター(受容体)がぶっ壊れてしまう。
レセプターがうまく機能せずぶっ壊れた状態になると「依存」が発生する。
ドラッグ依存もこの一種で
快楽を受ける受け皿が麻痺して前回と同じ快楽でも
同じ度合いの快楽と脳が認識できず
更なる過剰摂取を欲しだす。
過剰摂取が行き過ぎると依存症として生活や生命活動や社会活動を破綻させるまで人間の脳のドーパミンレセプターはぶっ壊れる。
じゃあこいつをどうやって克服し治していくかって言うと
まずは摂取量を減らすところから始めて 人間の持つ元来あるべき欲求で脳内のドーパミンレセプターが機能するようにしてやる。
元来あるべき欲求ってのは近代以来に登場した娯楽ではなく、ごく原始的な娯楽。
知る事や目標を達成する事。
それを繰り返し 依存していた娯楽を摂取しない事によって
脳のドーパミンレセプターは徐々に回復する。
最近 やたら思うんだけどさ
人々の娯楽ってのがやたら受け身なトレンドになってるのが気になるんだよなー。
サブスクもそうだしネット社会ってのもそう。
テレビなんか言うに及ばず あれはカット数や情報量で脳内のドーパミン増やしてるようなもんだから
あんま好きになれなくてね。
通販も より効率的で便利になったけれど
便利なシステムってのは人から思考する能力を剥ぎ取っていくからね。
通販サイトに頼り過ぎてお中元をする時に自宅の住所すら満足に出てこない人もいるって聞く。
つまり 人間は知らない内に進化して 知らない内に退化してるんだなぁ。
僕がよく言ってるアナログに囚われろってのはそこも狙い。
人間が本来持つ思考能力をトレーニングしておかないと
決断を迫られる状況ですら受け身で流される人間になる。
大事な事は考え続ける事 そして行動の意味を理解する事
一体何の為にこれを行うのか。
言われるがままになってはいけない。
命令されるがままになってもいけない。
難しいけどね。
まぁ、僕はタバコにドーパミンレセプターぶっ壊されてるので禁煙に挑戦しようと思います。
行動力、思考力、人間力。