児童書専門店メルヘンハウス（名古屋）の三輪さんが絵本 『ともだちのなまえ』（絵・彫刻/ はしもとみお 教育画劇）を紹介してくださいました。昨日の中日新聞です。村上しいこさんよりいただきました。
いつの日か横文字の書評を読みたいものです。もちろん翻訳で。
沼
河童は草ぶえをふく
ざわめく葦の音にかくれて
ともだちのいないさびしさを
ひとりぼっちのさびしさを
きくひともいないうた
きかせたいひともいないうた
河童よりももっと
ひとりぼっちのうた
うたいつかれ
河童は遠くをみる
葦にふく風はやみ
沼はしずかにホテイアオイをさかせている
（…………）
河童はゆっくりと立ち上がり
頭をさげる
さびしい歌をきいてくれていたひとたちに
さびしい歌をきいてくれていたさびしいこころに
草笛は、切ないですね。
日本初の子どもの本専門店だとか
「ともだちのなまえ」みおさんの作品を
久留米で拝見できて幸せでした。
本人は草笛は吹けないんですよ。ピッコロ、吹きたかったなぁ。
絵本の様
彫刻の巡回展かな。ともだちや絵本美術館でもやるようです。
メルヘンハウスさん、今江祥智さんたちが応援されたんですね。
『ともだちのなまえ』すごいですねえ。詩、一瞬、子ども時代というのは河童なのかなと思いました。草笛も吹きましたし、葉っぱの笛も吹けました。酔っぱらって、河童やっていたころまでは吹けた見たいです。
草笛が吹けたら音楽家になっていたかもしれないなぁ。縁がなかったけど。天 我を見捨てたり。
酒と河童。俳諧だね。