広告する日記

詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

大蛇山のルーツ

2019年04月22日 19時46分45秒 | 日記

   原尻英樹 海鳥社  1500円+税

 西村繁男さんと、大牟田の夏祭り大蛇山を舞台にした大牟田弁の絵本を出します。版元は光村教育図書です。
 その大蛇山も長崎のジャオドリも、ルーツは中国・福建省の蛇祭りであることが語られています。蛇祭りをするのは『魏志倭人伝』の「倭」と呼ばれた人々です。倭は背の低い人という蔑称。元をたどると古代国家・越(紀元前600年~紀元前330年)の人たちで、楚に破れ各地へ散った人たちが倭とよばれたそうです。そして日本へ来た人たちが「倭人」に。頼山陽の詩「雲か山か呉か越か」の越のことでしょう。水稲と製銅においてすぐれていたといいます。

 福建省といえば、私には水上生活者が蚤民とさげすまれていたのを思い出します。おそらく水稲を営む人たちによって、水上生活者をさげすむ構造が生まれたのしょう。河童伝説のひとつに、この蚤民が九州に上陸したのが河童だという、説があります。熊本県八代には、河童上陸の碑があります(私はまだ見ていません)。水稲の上陸地にほぼ重なります。島伝いに船でこの国へやってきた人たちです。

 今日は、短期連載のエッセイを書いていました。

  お知らせ❗ 「かっぱのこいのぼり原画展」 ~原画ってええやん~ 絵本「かっぱのこいのぼり」 (内田麟太郞 文/岩崎書店)の 原画展が開催されます✨ 流泉書房店内(愛媛県松山市) 4/27(土)~5/19(日) 11時~19時※日曜17時まで ☝関連イベント 「こいのぼりをつくろう」 5月4日14時~17時 来たってや~😁 pic.twitter.com/I64cVKLGat

 Twitter山本孝@changaraman

 

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大久保雨咲 「うっかり玉」 | トップ | 本日は秘密会議 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
パパ (絵本の河)
2019-04-22 22:36:42
ジャー坊のパパは、長崎出身だったの?
(ノ゚ρ゚)ノ ォォォ・・ォ・・ォ・・・・
返信する
区別・差別 (木枯らしモンジャロウ)
2019-04-22 22:55:28
アフリカ大陸から生まれた同じ人種なのに、どうして人は差別や区別をしたがるのでしょうね。
ボクには、わかりません。頭が悪いんでしょうね!!
返信する
河童上陸の碑 (ひでちゃん)
2019-04-23 05:24:13
内田麟太郎さま
いいですねえ、その話。どんどん広がって行きそうですね。民の歴史は興味深いです。
こちらもこいのぼりの季節になりました。商売繁盛?
返信する
ヘイト (内田麟太郞)
2019-04-23 07:44:10
絵本の河さま
 おじいちゃんは福建省出身です。(^0^)

木枯らしモンジャロウさま
 純日本人なんているわけはないんですけどね。ヘイトは教養に比例しているそうです。やはり教育が大事でしょうか。文化人類史など。

ひでちゃんさま
 縄文の思想は、現在の山間地や漁労を営む地方に残っているという本は、面白かったですよ。稲作以前の文化です。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事