
あまんきみこ・文 ささめやゆき・絵 のら書店 1500円+税
後書きというのでしょうか、願いというのでしょうか。作家あまんきみこさんはこう書いています。
今、私は深く祈る思いで、この絵本を見送っています。或る時代に生きた幼い子どもの身いっぱいの喜びと悲しみが、あなたの心にすこしでも届きますように。
あまんさんは日本の傀儡国家満州の大連で子ども時代を過ごした人です。そして敗戦後に日本へ帰ってこられました。
物語のなかの少女ユリちゃんには「ハッコちゃん」というこけしの友だちがいました。遊ぶときはむろん眠るときも一緒でした。出かけるときも。
日本は戦争に負けます。大連は日本よりもずっと寒いところです。石炭がなくなったので、ダルマストーブで椅子や壁板をもしながら、冬を越えました。
引き揚げが三日後と決まった日、ユリちゃんはお母さんにいわれます。「ハッコちゃんは、つれていけないのよ」
わたし(ユリちゃん)は、ハッコちゃんのあたまを、何回も、何回も なでてから、父に わたしました。
そのあとのことは、なぜか おぼえていません。
ただ、ストーブのなかで ごおっと ほのおの音が した……
あまんさんは、いつもすてきな絵描きさんと組まれています。絵に目が肥えておられるのでしょう。ささめやゆきさんの絵が、よくその悲しみを、いのちのぬくもりを伝えてくれています。

「しんぶん赤旗で『とうちゃんはむしゃんよか』を紹介して頂きました」と光村教育図書のSさんより、画像が送られてきました。12日だそうです。よろこんでいます。
絵童話の校正をしたあとは、「内田麟太郞詩集303P」の作品推敲をしていました。
某社より嬉しい電話を頂きました。「うちで出させてください」。ナンセンス絵本です。じいさま、がんばってます。
内田麟太郎さま
ほんとにその通りだと思います(^o^)/
絵本界には麟太郎さまがまだまだ必要だと思います(^^)これからもたくさんの絵本や詩集が出版されることを楽しみに、応援しています╰(*´︶`*)╯
「あるひあのとき」の絵は、ささめやさんとすぐ分かりました。グレーもしくは、ブルグレーを良く使われるような気がします。ご講演を拝聴し、海外で大変、ご苦労されたと思いました。作者・作画の方々のお話を、拝聴出来た事は、今も絵本の喜びとなっています。
児文協の会報部にいたときに、電話して話したことがあるんです。お声から、対応まで、今まで出会ったことがないほど、お上品でした。日本一下品なひでちゃんはうっとりお聞きするだけでした。オレオレ詐欺もあきらめたという話は本当ですね。
ひとつつき じじいは 前にのめりけり
絵本の河さま
あまんさん、いいですね。私も大好きです。
ささめやさんの色も。線もいいですよね。
ひでちゃんさま
われわれには品がないね。あまんさんはそれがお人柄にも文章にもにじみ出ていて……。
今日も、WEB理事会です。
あまんさんね。感じますね。
みなさんWEBに慣れていきますね。わたしも本日、WEBで絵本の打合せです。
トイレの手洗い場だったのだけど、そのときの感動は今でもはっきり覚えています。
お声をかけさせて貰ったら、とても柔らかい笑顔と声でお話しして下さいました。
続々新刊進行、すごい!
あまんさんは、ネ。
本が順調に決まりすぎてコワクナッテイマス。死に急いでいるわけではないのですが。コロナで出かけられないので、つい書いちゃうんだよね。