広告する日記

詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

詩 ぼくに

2015年02月06日 18時42分56秒 | 日記

     幼獅文化事業股份有限公司 定価250元 港弊90元

 中国版『こいしが どしーん』が届きました。絵はご覧の通り長新太さんです。日本では童心社から出ています。これで海外版は37冊になりました。

 白髪三千丈の国だからでしょうか、わたしの略歴がなんだか大げさすぎて笑えます。日本語と同じなんですが漢字になると大上段な感じに。大牟田市とあるのが嬉しいことでした。  

 内田麟太郎  1941年生於日本福岡縣大牟田市。以特殊的文體、獨特的世界観、縦横於絵本文字創作和詩詞寫作。自称「繪詞作家」、素有「語言魔術師」之誉。代表作有‥《称最愛誰》、《幼稚園大変身》、《秘密》、《天鵞》、《不可思議的森林》等。

 スロヴァキアの降矢ななさんから、絵本「いつだってともだち」のラフが、編集者小柏香さんに届いたそうです。

 アリス館の山口郁子さんからも絵本「だれかさん」の原画が届きましたと、嬉しいメールがありました。切り絵は今森光彦さんです。不思議なコンビでしょ。乞うご期待! 

     ぼくに

  ころしあいがつづくせかいで
  ぼくはたんぽぽをおもいつづけた

  いさましいことばをおいはらうように
  ただいちめんのたんぽぽだけを

  どこまでもひろがっている
  たんぽぽののはらを

  そののはらに
  うさぎがかおをだした
  もんしろちょうもどこからか
  そしてうたがきこえてきた

  あざみがさき
  れんげがさき
  すずめのてっぽうがゆれ
  ひとがわらいながらかけてきた

  ぼくにだいじなものをとどけるように
  だいじなおとしものをとどけるように

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ねんね いいね | トップ | 春の小川 »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ヒントに、嫌ですね! (木枯らしモンジャロウ)
2015-02-06 20:08:41
「あざみがさき/れんげがさき/すずめのてっぽうがゆれ/ひとがわらいながらかけてきた/ぼくにだいじなものをとどけるように/だいじなおとしものをとどけるように」が、いいですね!
こんなにも、美しい世界は、二流、三流の政治家には
わかんねえだろうな?松鶴家ちとせもみいたになってしまいましたね!どうも、すみません!
返信する
Unknown (内田麟太郎)
2015-02-06 20:13:23
木枯らしモンジャロウさま
 ありがとうございます。
 松鶴家ちとせさん、懐かしいですね。ちょっとワンパターンな芸の方でしたが。どこかちょっと照れておられて。
返信する
Specialist (G3)
2015-02-06 20:48:55
「特殊的文體、獨特的世界観」
すぺしゃりすとですね(^-^)
返信する
(^_^) (内田麟太郎)
2015-02-06 21:13:42
G3さま
 「特殊的文體、獨特的世界観」。前者は意味不明、後者はじゅうげもんともとれますね。なんだか大げさで面白いです。ありがとうございました。
 
返信する
だいじなおとしもの (ひでちゃん)
2015-02-07 06:31:25
内田麟太郎さま
はっとしてしまいました。おとしものばかりの人生だったような気がします。たんぽぽの原で、誰かがかけてきてくれたら……。「春」が待ち遠しくなりました。ケーキ屋さんで落として見つからなかった百円玉も思い出しました。
返信する
そういえば (内田麟太郎)
2015-02-07 08:15:40
ひでちゃんさま
 そういえば♪さがしものはなんですか♪という歌がありましたね。井上陽水かな?
 土筆の顔を見れば100円は忘れますよ。うれしくて。
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事