夏祭りに続いて、秋彼岸会も雨にたたられてしまいました。
お天気はどうしようもありません。
雨天時用にテントや置き傘なども準備してありますが、おいで下さるお檀家さんや信徒の方々に事故の無いようにと願うだけです。
お墓で滑って転んだり、傘のせいで視界が遮られて事故に遭ったりということがないわけではありません。
このお彼岸中は雨の予報が続いています。
明後日はペットメモリアルの法要もございます。おいでの方はくれぐれもお気をつけください。
お中日の午前中、もっとも降雨が激しい時に、さんぜ法要が行われました。
大雨警報が出ていましたし、これだけ降ればお参りも少ないだろうなぁ、とおもいきや、テントいっぱい30人超のかたがたのお参り。
故人を想う気持ちは、警報をもしのぐ強さです。
ありがたいことではありますが、参詣の行き返り、くれぐれもお気をつけてと思わずにはいられません。
既報の通り、午後の本堂での彼岸法要の前には三遊亭司師匠をお招きして「子別れ」を演じていただきました。
平成27年春、真打に昇進。後輩の面倒見もよい「アニキ」なんでしょうね。
入船亭遊京さんにあれこれとアドバイス?する様子も堂に入ったものですね。
今回の「子別れ」。中段、後段を情感たっぷりに演じてくださいました。
人情噺も上手な司師匠ですが、うわさでは廓話がまた上手いと・・・・機会があれば聞いてみたいな・・へへ。
司師匠の高座に先立って、遊京さんにも一席演じていただきました。
来客があって演目を見逃してしまいましたが、こちらも今後がたのしみなひとり。
節分などでおいで下さる時を待ちましょう。
彼岸会の法要は、常の通り、粛々と荘厳に行われました。
住職になりたての頃は、いろんな法要すべて、いつも押しつぶされそうな緊張感のなかで払子を振っていました。
準備や塔婆書きもさることながら、多くの方の想いを背負って法語を述べ焼香することの責任の重さを、いつも感じていたものです。
緊張から逃れようと前晩にお酒を飲みすぎて、かえって具合が悪くなったりすることもありましたね。
最近は少し慣れてきましたが、それでもまだラクラクとはいきません。
お檀家さんをはじめとして、お寺の友人や関係するさまざまな業者のかた、鳳友産業、家族やいろんなかたがたに支えられながらの行事です。
ありがたいことです。
先にも書きましたが、降雨の影響で参詣の方はそう多くはありませんでした。
彼岸明けの週末に、墓参のしわ寄せがきそうです。
お参りの方は、くれぐれも気を付けておいでくださいませ。
・・・・・・・
霊園のあちこちに彼岸花が咲いています。
一輪だけポツンと咲いていたり、何株もまとまって咲いていたり。
蕊の曲線に沿って、雨滴がやさしく滑っていきます。
ほおずきも網になってしまいました。
芙蓉も咲き始めました。
今日はここまで。
さんぜのまなざし goo別院 1609