今年も鯉のぼりが泳いでおります。
草友会の皆さんに無理を言って、毎年揚げていただいております。
いつもいつも、ありがとうございます。
拙僧の長男が生まれた翌平成10年からですから、鯉のぼりを揚げ始めてもう23年になります。
当初、住職の初節句にいただいた昭和36年製の山形県河北町谷地で作られた真鯉ののぼりと、
平成10年製の山形県寒河江市の渋谷さんちの吹き流し、緋鯉、青い子鯉のセットでした。
途中、いろんな方から「ウチのも一緒に揚げて」と依頼され、チビ鯉も揚がったりしていました。
代を重ねて今揚がっているのは、お檀家のO澤さんのご遺族に2019年に寄贈された、鯉のぼり一式。
実はO澤のお父さん、命日が5月5日なのです。
「祥月命日にお参りにくると、お父さんがうちの子供たちに買ってくれた鯉のぼりが揚がっているんですもの・・
お父さんが迎えてくれているみたいで・・・」
O澤さんのご遺族だけでなく、お参りにくる皆さんが鯉のぼりにいろんな思い出をお持ちのことと思います。
ご家族といろんな思い出の小箱を開ける、そんなお墓参りもイイものです。
このところの青嵐、5月の強い風が鯉をたくましく泳がせてくれています。
季節ごとに咲く花々も、草友会の皆さんの汗の賜物です。いつもありがとうございます。
今日はここまで。