『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

心の検診・精密検査をする方法①

2010年11月18日 | 仏教的ものごとの見方・とらえ方
『がんの宣告』
それはそれは恐ろしいものです
突如、そんな状況に陥ったらです
『がんの宣告』は『命の期限』が明記されるようなもので、『がんの宣告』をされたら生きた心地がしなくなるでしょう

しかし自分のことでないと非常に冷静な『人間』は
私達の体の維持と引き換えに『命』を提供してくれている尊い動植物を『消費期限』『賞味期限』で簡単に線引きしてしまいます

他のことはさておいて自分が『がん』であると分かったらどうするでしょうか?
日常生活にどっぷりとつかってしまっているならばそんなことはほとんど想像もしないでしょうが
実際になってみると、それはもう苦しくて藁にもすがりたくなり、ありとあらゆる手段を尽くして『がん』を治そうとするでしょう
早期発見ならば、完治の確率は高くなりますが
発見が遅いと『苦』、でしょうか

当り前な事ではありますが、大切なのは定期的な検診でしょう
大事に至らないために定期健診が義務的に推進されていますし、必然的な事でしょう
そうは言っても『俺なら大丈夫』と思っている人は結構いるでしょうけど…
今日の日本社会の中では『体の病気』に対してある程度の対策は取られています

ところが『心の病気』にたいしてはどうでしょうか?

仏教では『縁起』を重んじますので『体の病気』は『心の病気』からきている場合が少なくないとみます
『病は気から』と書いて『病気』です
『心の病気』を発見・治療すれば『体の病気』は結構防げるのです

そんなこんなでございますが『心』を検診・精密検査するということすら提案する人が殆どいない、というのが現実でしょう
『心』の検診・精密検査なんて出来る訳がないと言う人もいるかもしれません

しかしその方法は存在します
血液検査やレントゲン、CTやMRIなど様々な方法で体の病気を発見するように
『心』の様々な病気を発見する方法が……続く