11月末、新国立劇場中劇場にて『ブエノスアイレス午前零時』を観ました。
行定勲演出の効果か、映画を見ている気分になる舞台でした。
原作は藤沢周の小説。
こういう小説の舞台化ってあまり期待出来ないのですが、
数十年前のブエノスアイレスの酒場と現代の雪国の温泉旅館が
舞台上で上手い具合にリンクしていてなかなか良かったです。
蓬莱竜太の脚本が良かったのかも。
森田剛、今回は押さえた感じの演技が良かった。
昔観たいのうえ歌舞伎『IZO』では、声が枯れ過ぎていて観るに絶えない感じでしたが、
数年間の成長の成果か、はたまた開幕したばかりだったからか、今回は大丈夫!でした。(笑)
原田美枝子と瀧本美織もステキでした。
周囲を固める橋本じゅんや松永玲子、千葉哲也といった舞台のベテラン俳優達と
随所で踊られるタンゴも良かったなぁ。
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