旧・こううんりゅうすい

「なるべくセキララ」をコンセプトに。
日常の風景、心の中を書き留めてみる。

降ったり止んだり。

2005年07月10日 | 口唇口蓋裂
やっと梅雨らしい天気になった。
個人的には雨の日が好きだ。
雨が降ったら困る人もいるだろうけど。
空気の汚れが全部落ちていくような気がする。


昼の2時過ぎに携帯の着信に気付いて、
見ると岐阜の友達Tちゃんからだった。
電話をくれたのは朝の10時ぐらいで、かけ直したら
「今、大阪に来てるんだけど、えいちゃんのお店に
行こうと思ってさあー」
ってことだった。
しかし、都合を聞けば、もう時間的に無理やった・・。
残念~。
Tちゃんと最後に連絡したのは一年前だ。確か。
元気かな?って時々気になってたけど、
それっきりお互いメールも何もしてなかったので
今回は突然の電話。って感じだった。
Tちゃんの好きな音楽グループのライブが大阪であって
それを見に来てたらしい。

わざわざ連絡をくれて、ほんとにありがたいし、
嬉しいなあと思った。
Tちゃんも、口唇口蓋裂の患者さん本人で
ネットを通じて知り合った友人なのだ。
ずっと会えなくても、気持ちが繋がってる感じがして
なんかこういうのっていいな。と思った。

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あくまでも私的・・

2005年05月08日 | 口唇口蓋裂
自分が口唇口蓋裂と呼ばれる疾患である事は、
幼い頃から親が説明してくれていたので、
自分の口が人とは違うと意識する前から知っていた。

人とは違う。ただそれだけ。
それは善でも悪でもなく、私の中にあって。
それでも みんなと同じ色に混ざりたいという気持ちもあって。
孤独だったかもしれない。
でも、そんな淋しい気持ちも錆び付いていき、
気にしてる気持ちに蓋をして、なるべく見ないようにして
過ごしていた。

インターネットが普及して
自分もネットを始めてから5年ほど経った頃、
ふとした思い付きから検索してみた「口唇口蓋裂」
そこで出会った様々なサイトを見て
私は 多くの仲間がいる事に勇気付けられ、
同じ悩みを共有する人がいる事に、とても大きな安心感を得た。

そんな仲間意識や連帯感。
それは、私には、趣味や仕事や宗教や
政治や思想などの色んな様々な枠組みより、
もっと深い所で繋がってるような感じがする。
きっと、生まれつきの疾患だからだろう。
はじめて仲間意識を感じた時、
私たちは同じ星から来たんじゃないかって
なんだか そんな気がしていた。
コメント (3)
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遠くからのお客さま

2005年05月05日 | 口唇口蓋裂
人に会いに行くという行為は、
とても情熱と体力のいることだと思う。
このG.Wに、我店に近畿圏外からのお客様が
2人いらっしゃった。
一体どれだけの想いやエネルギーや時間を
費やして、こんな辺鄙なところまで
足を運んでくれたのだろうと思うと、
本当に泣けてくる。
嬉しくて嬉しくて。

そこに行けば、必ずあの人に会えると
確かな期待を持って
私も人に会いに行ったことがある。
だから、なんとなく分かる。
それがどれだけ大変な事で、
そして、その大変さを大変とも思わない事なのか。

遠くからのお客さまが帰ったあとで、
その人の抜け殻のように残ってる想いを
体中で感じるとき、
私はいつも泣かずにはいられない。

ありがとう。
会いに来てくれて。

コメント (2)
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