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黒執事 第16話「その執事、孤城」

2009年01月31日 | 黒執事
予告の段階から分かってたけど…
やっぱりオリジナルでしたね、ソーマ、アグニ…


さて、城の改修をしているシエルは工事が中々進まない事に怒っていました。
聞くところによると、幽霊騒ぎでストップしているとのこと。

「幽霊なんているわけが…」

否定しかけたシエルですが、背後にひっそり佇む執事を見て口を閉じます。
それでも半信半疑だったシエルですが、実際にその場に行ってみると……
金髪の少年が現れました。
しかも、自分がこの世の存在ではない事も自覚しているようです。

少年は自身をエドワードと名乗り、もう一人の少年を弟のリチャードと紹介しました。
確かにその2人の名は英国史に残るもので、王室に忠誠を誓っている身のシエルとしては臣下の礼を取らねばなりません。
幽霊の自覚があるなら、人を見る目もあるのでしょうか、
セバスチャンが人間ではないという事も見抜いているようです。
リチャードがセバスチャンを気に入ったようで、まさかのセバスチャンを賭けてチェス勝負です。
駒を超能力でキングに変えてあっさりチェックメイト!
シエルは反則ではと怒りますが、使えるものを使わないのはバカのすること。という自身の持論により負けを認めざるを得なくなりました。

こうして、セバスチャンは兄弟の執事に、シエルは客人として城に招かれることになりました。


常に頭蓋骨を抱えているリチャード、セバスチャンが誰のもの?と聞いても教えられないと言いつつ、セバスチャンがあっさり引くと「聞きたい?」と言ってくる。
…可愛いですね。

一方、エドワードの秘密の部屋を(セバスチャンによって開けてもらい)見つけたシエルはそこでエドワードから話を聞く事に成功!

……というか、別に秘密でもなかったね。
そこには頭蓋骨をチェスの駒に見立てて並べられた盤があったのでした。
キングは父様、クイーンは母様、一つ空いてる所にはリチャードのものを…
この行為を儀式としてエドワードは天国に行けなかった魂を送っているのだと言います。
殺された時の記憶がないエドワード、400年の時を経て忘れてしまったと言う彼にシエルは己なら忘れられない、と意見をぶつけます。
そして、エドワードがリチャードの魂も送ってやりたいと考えているのを受けて、それを手伝うと言います。

「どんな手段を使っても…」

それを了承しちゃダメでしょ!と思いつつ、エドワードは頷いてしまいます。
シエルをお客人とからかっていたセバスチャンですが、契約を交わしているので主人はシエル以外にないのです。
シエルの命令を遂行し、リチャードから頭蓋骨を取り上げるセバスチャン。



強引なやり方に戸惑い怒りかけたエドワードですが、一方でこれで終わりだと、どこかでホッとしてたのもあったんじゃないかなぁ?
でも、リチャードが常に抱えていた頭蓋骨はリチャードのものでも、エドワードのものでもなく、全くの他人のものだったのです。
リチャードは儀式を信じている兄を悲しませない為に、常に抱えておくことによってこの事実を隠そうとしていたのでした。


天国に行くのは儀式などではなく、自身の心の問題。
信じていた門番に裏切られ哀しかった事、殺された時の記憶がないという事、リチャードの為と言いつつ、己の為でもあった事。
嘘が嫌いだと言いながら、自分自身に嘘をついていたエドワード。

そのことをシエルに諭され、目からうろこのエドワードとリチャードは晴々とした顔で天に召されるのでした…。


こうして城の改修に着手できるようになったシエルは城の庭の片隅に2人の墓を立てるでした。




なんともおどろおどろしくて、でも哀しい話でした。
幽閉の後、殺されたって言う事実をリチャードの幼い声で語ってるシーンが哀しすぎる…。
でも、妙に後味は悪くなかったなぁ。
リチャードが可愛かったからでしょうかね?


そして、エドワードがどーーーしてもヴォルフラムでした!!!
今回これが一番多い感想だったりして!?


次回は…色男選手権ですか?


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