東日本大震災から2ヶ月あまり。連日連夜続いていた報道も平常に戻りつつあります。でも被災地の状況は、震災直後と比べれば環境が整いつつあるようですが、普段の私たちの生活から比べれば、とんでもない不便を強いられている状況に変わりないようです。被災地で災害ボランティアをしている友人の菅原さんからこんなメールが来ました。
三回ほど行ってる南三陸平成の森避難所から、Tシャツが欲しいと。
菅原さんが、ボランティアをしている宮城県南三陸町平成の森避難所は、200人規模です。
店もなく、買いに行く足もない。まだまだこんな避難所もあることを知ってほしいとおもいます。
これから暑い時期を迎えるのでTシャツ(未使用)を一人一枚提供できればと菅原さんは考えています。
老若男女、サイズも適宜でかまいません。力をお貸しいただけますか?
菅原さんは、こんなことも 話してくれました。
はじめの3日間、物資が来なかったこと。
地震の翌日雪が降って津波で命は助かっても、寒さで亡くなったひとが多かったこと。
一日1個、団子みたいなおにぎりでしのいだこと。
このままでは全員飢え死にだと思い、野球場やサッカー場などの広場に「SOS」と書いたこと。
米軍のヘリが降りてきて「助かった!!」と思ったこと。
「急患か?」ときくので「ノーノー、ハングリー!ウォーター、食べ物をくれ!!」と必死で訴えたこと。
「オーケー」と飛び立って、まもなく温かいご飯とお茶を持ってきたこと・・・「おいしかった!!」
サッカー場に仮設住宅が建っており、今月中に完成するそうですが、 50世帯しか入居できず、抽選であたっても素直に喜べない現実があります。地域のつながりを重視して、今後の住まいが決まるといいですが、なかなか難しいようです、とも
震災の復興と一口に言うけれど、まだまだ支援の手を緩めてはいけないことを菅原さんのメールは、語っています。
自粛から景気高揚と社会は、シフトし始めているように見えるけれど、私自身もまだまだ被災地は、大変なことが多いということを忘れないようにしたいと思います。
このブログを見てTシャツを支援してくださる方は、里仁館の総務部堀までご連絡いただければ幸いです。TEL0234-61-4361 FAX0234-61-4362 Mail rijinkan@theia.ocn.ne.jp
よろしくお願いします。私から菅原さんへ送りたいと思います。
里仁館でも被災地から山形県に避難してきている皆様には、無料で生涯学習講座を提供することを決定しました。
お知り合いの方で避難されている方がいらっしゃったら、お伝えいただければ幸いです。
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