今回の嵐電・途中下車の旅の切っ掛けを作ってくれたんわ≪京ものがたり≫でした
《昨年の12月4日のブログですので12月の始めに購入しているのですねこの本の中で
この記事に感動して行って見たい・・・と》
それから2ヶ月半ぶりに実現したのです・・・同じ行くなら嵐電の一日乗車券で・・と
そしてこれも購入してすぐに行く予定が、風邪を拗らせて、1ヶ月半ぶりに実現でした
二日前の2月19日にやっと行く事が出来ました・・・・・と云う事でおます
えらい前振りが長くなってすんまへん、いよいよ途中下車の旅の最終回・・発車~
《妙心寺の駅を出て、1分そこそこで、竜安寺に・・・ところが待ちに待った竜安寺駅やさかい、10分ぐらいに感じました・・・》
《竜安寺の駅にも、”嵐電界隈館” の写真が、もちろん竜安寺の石庭です、そして駅から2分ぐらいの処に笑福亭さんがありました》
《中へ入ると、”京ものがたり” の中にある写真と同じ笑顔でご主人が・・・そして一番に井上靖さんの色紙の前に行きました》
《きつねうどんを笑顔で出されていたカウンターです・・・そして井上靖さんが好んで食べた
きつねうどんです、美味しかった》
《何も云っていないのに、ご主人がご自分で持ってこられた今までの資料です、その一枚を大きく写させて頂きました
》
《井上靖さんがまだお元気な頃、奥様と笑福亭に来られた時の写真『入り口で笑っておられるのが奥様です』とご主人が懐かしそうに》
《私にとって貴重な一枚です息子さんに撮っていただきました、自分がこんなに自然な笑顔で撮れた写真ってあまりありません》
それから御主人のお話を、1時間近く聞かせて頂きました・・・或る時は涙ぐみながら
その時の話が、下の新聞記事です、≪京ものがたり≫の本にも載っていた記事です、27年前の記事です
《読みずらいかもしれませんが、感動の記事です、是非読んで下さい、この記事の三日後に井上さん83歳になられる・・・》
ナント・ナント、私が笑福亭さんに行って、ご主人とお話している時、『ところでご主人御幾つになられます?』と聞くと
『ああ明日が83才の誕生日ですわ
』 と云われたのには、本当に・・びっくりポンでした・・・
上の記事の事でご主人が涙を浮かべながら話されたのが、井上靖さんの親友<高安>さんのお話の時でした
≪京ものがたり≫の本の中では、高安さんが、T君になっていますが、
井上さんが吉田山の下宿から等持院のアパートに移って来たのが
昭和9年の秋、27歳の時とあります、このアパートに京大哲学科の秀才、高安敬義や
俳優の黒川弥太郎さんが居たとか、御主人の話では、この店の前の坂を上がった処に撮影所があったと
牧野省三さんがプロダクションを作って映画を撮っていたので、この店にも沢山の役者さんが・・・
当時、4・5歳だったご主人が始めて井上靖さんのアパートに出前に行ったのが4歳の時と言っておられた
《懐かしそうに、井上靖さんが最後に来られた時に書き残された≪春之如養≫を見ながら、思い出話を聞かせて下さった》
《本当に心の優しいご主人でした、豪快なお父さんの話も聞かせて頂きました、この記事が≪京ものがたり≫の本の中に》
ご主人と息子さんのツーショットです、お願いして撮らせていただきました
一時間半ぐらい居まして、外へ出たときはお店の看板に灯かりが入っていました
《途中下車の旅も、大目的を果たして、竜安寺のホームへ、そして最後の途中下車は等持院駅、等持院へ行けなかったので》
《最後の嵐電界隈館です、永井社長との話しに出てきて、行って来ますわと約束したのに時間が遅くてダメでした、写真で勘弁してね》
《そして、いよいよ終着駅の白梅町に向かっています、車内はのんびり感が漂っています、5時50分白梅町に到着です》
《すっかり暗くなっていました、ブログを4回に分けましたので、実際よりウンと長旅でした・・・お付き合い有難う御座いました》
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