パッチョ、大学病院へ行って来ました。
当初、全身麻酔でMRIかCTスキャンしたのち、異常があればそのまま手術もありえると聞いていたので、ものすごい覚悟と緊張で行ったわけなのですが、行ってみると『レントゲンと超音波検査を今日はして終わり』と言うことになりました。
(え、、、それなら近所の動物病院でも出来る検査なんじゃ・・・ と少し思ったことは黙っておきます)
「今日手術なのかも・・・」と、かなり緊張していたので少々拍子抜けでしたが、もちろん全身麻酔なんか出来ればしたくなかったので安心しました。
レントゲンと超音波検査だけでも7~8割方分かるとのこと。
検査の結果、パッチョの肝臓は通常の肝臓と比べると3分の1の大きさしかないそうです。
この原因は、異常血管(門脈シャント)か、または肝異常からくるものと考えられます。(どちらも先天性の可能性が高い)
最初に行った病院での判断も『門脈シャント』か『肝異常』の疑いを指摘されていました。
門脈シャントは、外科手術を行わない限り完治はしない血管の異常です。
内科的治療のみを行っていてもどんどん深刻な状況になり(肝硬変や肝線維症など)、7~8才くらいには死亡すると言われました。
そして、肝臓内に出来る(肝内シャント)の場合と、肝臓外に出来る(肝外シャント)があり、手術出来るのは肝外シャントだけなのだそうです。
幸いパッチョは「門脈シャントだったとしても肝内シャントではないと思われる」とのことで少し安心しました。
ただし、レントゲンには異常血管(門脈シャント)が写っていない為、門脈シャントかどうかは確定はできず。
■門脈シャントについて>>>
http://www010.upp.so-net.ne.jp/aikawaVMC/intes/pss.html
そこで、開腹して門脈に造影剤を通し異常血管を見つけること、異常血管が見つかれば、その異常血管を結ぶなどして今後その異常血管が使われないようにし正常構造にするとのこと。
もし異常血管がなかった場合は、肝臓の一部を採取し肝細胞の検査をし今後の治療方針を決めるということになりそうです。
そして手術をした場合、100頭中約5頭は感染症による死亡・または神経症状が出てしまう場合もあるとのこと・・・。
こんなことを聞いてしまうと、「その5頭の中に入ったらどうしよう…」「手術しなかったら後数年はパッチョと過ごせるのに、手術したせいでもしものことがあったらもうすぐに…」とか、またしても後ろ向きなことを考えてしまいボロボロな気持ちになるのです。
だって、今はパッチョ元気なんだもの。ものすごく。それなのに手術なんかしたくないんだよ、ホント。
私が判断を誤って、またアランのようになったらどうしよう・・・
そうは言っても、今回は絶対に手術しなければダメなことは自分でも分かってるんです・・・
先生に「元気で若いうちに分かって良かった」と言われ、病気が見つかったのはつらかったけど、症状が軽いうちに分かったことはパッチョはたしかに運が良かったと思います。
だから絶対大丈夫だよな。
手術は4月頃を予定しています。まだ予約を入れていないので・・・。
あと1カ月は落ち着かない気分で過ごすんだろうな・・・。
でも、がんばるぜ!! やーっ! うきょー!
色々とご心配をおかけいたしましてすみません・・・
メールやコメントで暖かいお言葉をいただいて本当にありがたいです。