下流の宴
林真理子さんの下流の宴
カレの母親からさんざん家とは身分が違うとか、バカにされた
女の子が母親を見返す為に医学部を目指すというお話です。
自分の事を上流の家庭だと思い、意味のないプライドを持っている
母親の言動や考えは本当にバカみたいです
医学部を目指すタマちゃんは確かにあまり上品とは言えない
女の子ですが、だんだん好きになりました
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三浦しをんさんの本です
タイトル通り1人の男の人が神去(かむさり)村で林業をする事になり
その日常生活を綴ったものです
なのでたいした事件も起こりませんが、なぜが引き込まれる
文章と内容です
自然とともに生きている村人や森の風景の描写に
とても癒されます
実在する村なら行ってみたいな~と思いましたが
実在はしないようです
言い回しがとてもおもしろく、お婆さんの事を
「しわくちゃの饅頭みたいに茶の間にちんまり座っていて・・・」
など、ちょっと笑ってしまう表現がおもしろかったです
身の上話
佐藤正午さんの本です
男の人の語り口調で話は進んでいきます。
後に語り手の妻となる主人公「ミチル」についての
お話なのですが、会社の昼休みに不倫関係にある男の人を
空港まで見送りに行き、そのまま一緒に飛行機に乗ってしまい
さらにそのまま東京に住んでしまうというかなり
身勝手な人です
その後会社の人に頼まれた宝くじが当たってたり、周りで
殺人事件が起こったり・・・
先が気になるので一気に読めます
語り手とはどこで知り合うのか気になっていましたが
だいぶ後の方でした。
宝くじで2億円当たるというのはあり得ない話ですが
事件にはいつ巻き込まれるかわからないので
全くありえない話とも言えず、静かに恐い話でした
またまたまとめて順番がきてしまいました
まだ1冊読み終わってないものもあるのに
家族トランプは1回読んだ事のある明野照葉さんの本で
先日読売新聞に紹介されていたので、借りてみました
ちょうど中学生が職業体験をやっていて、一生懸命働く
姿が微笑ましかったです
Nのために
最近読んだ本は村山由佳「ダブルファンタジー」や
湊かなえ「Nのために」、唯川恵「セシルのもくろみ」です
「ダブルファンタジー」は大人の恋愛小説という感じでした。
「Nのために」はおもしろかったです。
主人公すべてのイニシャルにNがつき、それぞれが他の誰かの
為にウソをついたりかばったりします。
真相が知りたくて一気に読みました
「セシルのもくろみ」は以前からよく読んでいる唯川恵さんの
作品で雑誌STORYで連載されていたものです
普通の主婦が読モから家庭の事も頑張りながら
専属モデルになっていくのですが
読者モデルの時は専属モデルからいやみを言われたり、
女の世界はどこも厳しいのですねこわい~
強くなくては生き残れない世界です
ちなみに私も1回だけ読モやった事ありますよ
図書館で予約してあった本がちょうどまとめて3冊程
順番がまわってきました
もっと暇な時にきてほしかった
頑張って読んでいます
道尾秀介の「球体の蛇」今まで読んだ道尾さんの作品の
中では一番普通な感じでした
「さよならドビュッシー」はタイトル通り音楽ミステリーです
火事で大やけどを負った主人公がその後も次々と起こる
災難を乗り越えて、ピアノコンクールを目指すというお話
最後は大大大どんでん返しです