スペイン・ポルトガルの旅は7日目を迎えました。
前の日にスペイン最後の観光を終え、この日ポルトガルに移動します。
午前7時21分、セビリアのホテルの中庭。 まだ日の出前で暗く、月とその上に星が。
8時30分、スペイン・セビリアのホテルを出発したツアーバスは、一路、ポルトガルのエボラという町に向かいました。 エボラまでは約350km 3.5時間ほどかかります。
途中トイレ休憩でドライブインに立ち寄り、コーヒーを頼みました。 こちらでコーヒーとかカフェとか言うとエスプレッソが出てきてしまうので、この日はcafe with milkと言って無事目的のコーヒーが出てきました。
11時37分、国境を超えてポルトガルに入ります。
国境には標識があるだけで、ゲートも何もないので、うっかりすると見落とします。
といっても、ちゃんとドライバーが手前で教えてくれたのですが。
12時45分頃、ポルトガルのエボラという町に到着。
パスを降りて緩やかな坂道を登っていくと、途中かわいい幼稚園の子供たちとすれ違いました。
添乗員さんに続いて石畳の道を進みます。
エボラは、ローマ時代から商業の中心として栄え、大学も設置され学問の府でもあった。 日本から海を渡ってきた天正遣欧少年使節は、リスボン滞在の後、1584年9月にこの町を訪ね、大司教の歓待を受けたということです。ローマ時代からの歴史的建造物が城壁の中にあり、1986年にユネスコの世界遺産に登録されています。
12時50分、ランチで小さなレストランに入りました。 まずはスープ。
ランチメニューは、バカリャウ・ラプラスというタラ料理。
あっさり味なので、オリーブオイルや酢をかけて食べました。
1910年、ポルトガルは王政から共和制へと変わった。それを記念する10月5日通りが、広場から東へ延びている。 ここでも現地ガイドと合流。ポルトガルのおばあちゃんで、英語でガイドして添乗員さんが通訳します。
お店が並ぶ10月5日通り。 途中、いくつかのお店でポルトガルのお土産を買う参考に、添乗員さんが案内してくれました。 ポルトガルはタイルやコルクで有名。
緩やかな坂を上がってきたところに教会の建つ広場があり、その横には神殿跡が。 こんなところにもあるのは、ちょっと意外に感じました。 神殿はローマ時代のディアナ神殿跡。その右手はサン・ジャン・エヴァンジェリスタ教会。
2世紀末にローマ人によって建てられたコリント様式のディアナ神殿
この場所は、ローマ時代エボラ市のフォルム(都市の政治的・商業的な中心地である広場)だったらしい。
左がサン・ジャン・エヴァンジェリスタ教会。 右はポザーダ・ドス・ロイオス(15世紀後半建造の元修道院)
小高い丘の展望台 町の家並みが見渡せます
サン・ロケ教会。イタリア・バロック様式の建物で15世紀中頃、この教会はイエズス会の本部で、布教を命じられた宣教師たちはこの教会から、幻の黄金の国「ジパング」に旅立っています。また、信長の晩年に、ヨーロッパの見聞を広げるために結成された「天正少年使節団」は、リスボンにたどり着いた後、この教会に1ヶ月ほど滞在しました。
カテドラル内部 結構古い造りです
自由行動でカテドラルの屋上展望台に登りました。 係員も誰もいません。
外を覗くと、落ちそうで、ちょっと怖い感じ。 監視する人がいた方が良いのに。
街並みが一望。 大きな鐘も間近に見られました。
広場に再び集合して団体行動に
ジラルド広場の中央にはオープン・カフェが。 スペインで良く見る光景。 こんな雰囲気に魅せられます。
広場を歩く現地の女性たち。 解放的で明るい感じ。
サン・フランシスコ教会
1510年に建てられたゴシック様式の教会。入り口のイスラム様式の優美なア-チ、乳白色の壁が美しい
3時半頃、サン・フランシスコ教会の開館時間を待つ人たち
内部には修道士が瞑想に使ったという天井画と金の装飾で飾られ、5000体以上の人骨で造られたという人骨堂があることで知られています。
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