
北京・西安旅行5日目最終日、ホテルで朝食後、西の城門とシルクロード出発点の群像を見学します。
ホテルの朝食はバイキングですが、中国にあるホテルですが、アメリカ系のホテルなので、中華・洋食・一部和食と種類が多くありました。あくまでも控えめな朝食にしました。
朝8時ちょうどにホテルを出発し、最初に西安の中心部に長方形の形でかなり広い範囲に残る城壁の見学です。
8時10分頃、西の城門にやってきました。
唐、長安城の城壁を土台に、明代初期に建造され、ほぼ完全な形で現存している城壁として有名。高さ12m,頂上の幅は12~14m、周囲全長13.9kmである。上には12m毎に櫓が置かれ、合せて98ある。
スケールがでかいです。
左の写真は西門(安定門)の城楼。
大きな門は、東西南北に四つあり、ここ西の城門は、シルクロードの出発点。
西の城門の近くにはシルクロードの出発点ということで、イメージした像があるが、ちゃんとした群像は少し離れたところにあり、この後見学に回る。
ガイドさんのあとに続いて、西の城門、安定門を歩いてくぐり、城壁の内側に入ります。
西門をくぐって城壁の内側に来ました。 外側は自由に高層の建物が建てられますが、城壁の内側では高さ制限や建物の外観規制があるとのことです。 なんとなく昔風の雰囲気があります。
左端に城壁が続いています。万里の長城もそうですが、当時の軍事防衛的色彩を濃く残している。
西の城門を見学したあと、シルク絨毯の工房に立ち寄りました。
最初に担当の中国人が日本語で説明してくれます。
壁にはシルクロードを表す地図がかかっていて、当時の主力輸出製品であるシルク絨毯がシルクロードによって輸出されていたと時折地図を使って説明してくれました。
次に隣の部屋で実際にシルク絨毯を作っているところを見学。 以前トルコでも見ましたが、手作りの絨毯は時間と手間がかかり1年や2年かかるものもあるそうです。
若い人しか務まらない精細で根気のいる作業です。
絨毯工房から移動してシルクロード出発点の群像があるところにやってきました。
ここは唐の時代の城壁の跡で、唐代の西の城門・開遠門、唐代のシルクロードの出発点である。シルクロードを旅する人々が必ず通った門があった所。シルクロードの出発点の本家本元は、先ほど見てきた西の城門ではなく実はここなのだそうだ。
現在は、「絲綢之路起点群像」という、シルクロードをテーマにした石造群が設けられていて、シルクロードの出発点を示す公園になっていて観光客の格好の写真スポットにもなっている。
先頭の駱駝を引っ張って歩く老人像の後ろに、駱駝にまたがった様々な国の人々の像がある。
お決まりの記念撮影
当時シルクロードをラクダで移動した漢民族、アラビア人、ヨーロッパ人など、いろいろな国の人々を描いている。
右にある門から左の西方向へ出発するシルクロードへの旅のスタートをイメージして作られている。
10時30分頃、シルクロード出発点の見学を終えてツアーバスに乗り、西安空港に向かいました。
これで予定の観光を全て終了。帰途につきます。
シルクロード、今では有名なことばですね。
NHKが番組で取り上げたことから日本でも誰もが知ることになったとされています。
東西の交易路でかなりの距離をラクダで移動した旅。壮大ですね。