MBA留学準備を支援するブログ

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2006-07年出願シーズンを振り返って

2007-05-01 18:07:58 | カウンセラーの声
Ammonです!やあ、久しぶりの書き込みです。
すっかりご無沙汰してすみません。

2006-07年の出願シーズンがそろそろ終わろうとしています。
このシーズンのトップビジネススクール出願は厳しいものが
ありました。過去10年の中でこのシーズンが日本人出願者に
とって最も厳しい年であったように思います。

厳しい状況となった理由は出願者が急増したことがあります。
アメリカにおいては、景気の後退が懸念されているものの
未だ楽観視されていること、MBAホルダーの就職状況が良く、
給与水準が高いこと、そしてベビーブーム世代がMBA出願年齢を
迎えていることなどが理由で、出願者が増えたようです。

また、アメリカ人のみならず、海外からの出願者も増加傾向に
あるようです。BRICの景気拡大に伴うものと推測します。
逆に、日本人出願者は減少傾向のようです。昨年はTOEFL CBT
からTOEFL iBTへの切り替えの時期であったために、TOEFL
CBTでスコアを取れなかった人々が出願を断念したために
日本人出願者が減ったのではないかと推測します。
日本人出願者の減少傾向はさらに続くものと思います。

ヨーロッパにおいては、ビザの取得が厳しいアメリカよりも
比較的ビザを取りやすいヨーロッパに中国人を中心に出願者が
増えているようです。

次の2007-08年出願シーズンもこの傾向は続くのではないかと
私たちは見ています。

このような「買い手市場」となった場合、テストスコアが
さらに重要になるようです。あるトップスクール(ランキング
20位内)の入学審査官が、GMAT 680点未満はよほどのことが
ないと合格にはできないと語ってくれました。このように
足きりとは言わないまでも、スコアがより重要になるようです。

こういうと皆さんGMAT等のスコアが取れさえすれば、合格の
可能性が高まると勘違いして、出願書類をおろそかにする人が
いますが、それは大きな間違いです!

今年もある大企業の企業派遣生でGMAT 700点以上持って
いながら、軒並み不合格という人がいたようですよ。
「GMAT 700点以上だし、企業派遣生だから大丈夫」という
驕りがどこかにあったのでしょう。

そして今年明暗を大きく分けたのは、「執念の強さ」です。
「ビジネススクールに今年何が何でも合格する」という執念を
持っているか否かです。強い執念を持っている人はちゃんと
合格しています。逆に、「今年合格しなかったら、転職すれば
いいや」くらいに考えている人はダメです。

この違いは「MBAの必要性の認識」の違いとして、テスト
スコア、エッセイ、そしてインタビューで現れてしまう
のでしょう。何もかもが中途半端なのです。どれも最低線を
クリアしている程度にしかできていないのです。これでは
目立ちようがありません。目立たないと合格はできないのです!

これからMBA留学を目指す皆さん、本当にMBAが自分にとって
必要なものなのか、再度考えてみてください。そうすれば
ここぞと言う時に力が発揮できるはずです。


皆さんのMBA留学準備を応援します!
Reve Counseling
田中 元浩
WEB site http://www.reve-counseling.com/
E-mail: admin.reve★gmail.com
(メールをする時には★を@に変えてください。)