私たちの旅行の
青い海にひらひらと沈んでいく娘の小さな遺骨
もう一つのテーマ
それは 娘(三女)を連れてくること
2年前 娘は突然旅立った
現実を受け入れられなくて 私たちは混乱の坩堝に落ちていた
社会と関わるのをやめて
ひっそりと消えてしまいたいと 何度思ったかしれない
『死なないように 生きていた』
これは池袋の事故で奥さんと娘さんを失ってしまった
遺族の方の言葉
私たちは『死ねないから 生きていた』と言う感じだった
その最中 夫が
と言った
初めて 自分たちが生きていく意味を見いだせた気がした
近隣に 出かける時は娘に声をかける
遠くに行くときは
小さな骨壷に取り分けてある 遺骨のかけらを持っていって
海や景色の良い場所に埋めてくる
今回のクルーズにも 連れてきていた
その場所は マルタ島の海と決めていた
青い海にひらひらと沈んでいく娘の小さな遺骨
さまざまな思いが駆け巡り
涙が止まらなかった
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