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耳からバナナ

日々雑記

仙台ぶらり旅・妖しのサンダル

2013-08-08 15:34:55 | Weblog
 暑い。
 暑い。
 暑い。
 わたくしです。


 通院してきた。
 散々だった。
 まず仙台駅で預金を下ろして(カノンさんと松島に行く予定があってその分も下ろしてきた)残高にがっくりしながら二万を下ろしカードを財布に入れてATMを後にしようとすると何だか激しい警告音がした。
『?』と思いつつ重い扉を開けていたら同じATMにいたおばさまに


「あなた!お金忘れてるわよ!!」
「ぎゃっ!すいません!!」


 何だか不穏なスタートだ。
 ウエッジヒールの踵が10㎝はあるサンダルを引き摺ってまたいつものクリニックに行く。
 先生にぐずぐず縋り付いて話を聞いて貰う駄目患者である。
 診察が終わりいつものように尻に注射される。ガハハハ。
 支払いを終えて薬局に行こうとすると背後から悲鳴が聞こえた。


「お財布忘れてますよ!!」


 ガハハハ・・・・・・。


 薬局に行き処方箋と薬手帳と必要な物を出す。
 しばらく呑気にしていたら急にお腹がゴロゴロしてきた。
 ピンチだ。
 すぐさま職員の人に


「トイレ行きたいんですけど荷物預かって頂けませんか?」
「はい」
 ヒールが高いサンダルで走れないのがもどかしい。
 便器に腰掛けて何とかしようとしたが出ない。
 お腹をマッサージしても出ない。
 五分は気張ってたのだが全く出ない。
 諦めて腰を上げてショートパンツを上げ手を洗う。
 大きな鏡の中に映った自分を見ると前髪だけに白髪がある。
 即座に抜く。
 薬局に戻り荷物を出して貰って大人しく座る。
 薬剤師のお姉さんがやって来て。


「○○(私の名字)様、お薬の処方が替わったのでお時間頂きますが大丈夫ですか?」


 いつも処方替わっているんだからその言葉は要らん。


 ぐだぐだにやさぐれてると漸く名前を呼ばれ会計する。


 高い。
 しかしこれ(特に眠剤)がないと生きていけない身体なのさ・・・。


 泣きながらビルを後にしようとすると入った時には何も無かった広場に屋台とカウチが置かれ大盛況である。
 お客さん鈴なり。
 それを右手に見ながら『折角来たんだから吹き流しだけでも見て帰ろう』と思いてくてく歩く。
 

 恐怖はここから始まった。


 左足のサンダルだけが不安定で捻ってしまう。


 遂にアスファルトの上で転んだ(トレンカを履いていたが脱いだら出血していた)。


 ふらふらと進む。
 事態は深刻だった。
 歩けない。
 私は姫抱きは大嫌いなのだが心の中で『カノンさ~ん!抱いてくれぇ!!』と百万回は叫び続けた。
 呼んだって来ない。彼は勤務中だ。


 吹き流しを堪能する余裕もありゃしない。
 一刻でも早く駅に行って電車で帰るのだ。


 手すりやエスカレーターに助けられながら漸く駅に着いて次の電車を確認する。
 福島行き一時二十五分発の電車があった。
 ふらふらと改札を通り降り口にある手すりを掴んで転倒から逃れる。
 そこにいたおいちゃんに驚かれる。


「どうしたの?」
「ちょっとサンダルが足に合わなくて・・・すいません」
「気を付けて」
「ありがとうございます」


 手すりを次々掴んでやっとお目当ての電車が来る六番線に辿り着く。
 階段も手すりにつかまって攻略してよろよろともう来ていた電車に乗ろうとする。
『今座れなかったら私は、死!ぬ!!』
 私が鬼の様な形相でやって来たので既に乗っていた人が扉を開けてくれる(ここら辺は夏・冬対策で自分でドアを開閉出来る)。


 手すりを掴んだ瞬間本日最大の不幸ビッグウエーブはやってきた。


 電車とホームの隙間に落ちそうになる。


 おかーさーん!!


 周囲の人が目をむいていたがそんな些少な事は気にしない。
 そしてラッキーだった事に(もうどちらの幸運、不運を論じている場合じゃなかった)手すり直ぐ横の席が空いていたので手すりを握った左手を支点にして半回転で『ぐる~ん』として『ストン』と腰を降ろす。


 10.0!!


 我ながら見事だった。
 シルク・ドゥ・ソレイユで使って欲しい。


 母に駅到着予定時刻をメールするが返って来ない。
 いつもの事なので駅に着いたら電話しようと思い電車に揺られる。


 駅に着いた。
 まず自宅に電話する。
 出ない。


 母の携帯に電話する。
 出ない。


 危なっかしい足取りで日傘をさして歩く。
 木のベンチに座る。
 家に電話する。
 出た。
「今から行くよ」
「宜しく」


 木のベンチは最悪だった。
 尻が痛くて堪らん。
 悶え苦しみながら母をひたすら待つ。


 来た!


 だが何故私の前を通過して別の所に駐まる・・・。
 足を引きずり車に乗り込んだ。


 疲れた・・・。
 どれ位疲れたかと言うと街中でやっていた宗教の勧誘に心惑わされた位だ。


「天の世界は全ての人を幸福と希望に導きます!」
「主はいつも私達を見守っていてくれるのです!!」
「足に合わないサンダルを履くのは断固として赦されません!!!」


 暑い、一日だった・・・。
 飯も朝から何も喰ってない・・・。
 腹が空く余裕さえなかった。


 まだ炬燵出してんだけどな、この部屋。

お前、どうしてそこで爆睡出来る・・・。

2013-08-07 15:13:58 | Weblog
 こんにちわ。
 明日は通院だ。マニュキュア塗って眉整えた。
 仙台七夕最終日なので屋台でたらふく喰うつもりだ(吹き流しを見てこいよ・・・)。
 わたくしです。


 何年前だろうか、刈り過ぎとジブリ美術館に行った事がある。
 その日の映画は『メイと子ネコバス』で刈り過ぎは喜んでいた。
 私は二回目なので『もう前回の様に上映カウントダウンの『③、②、①では泣かないぜ』(つまり前回はカウントダウンから泣いた訳だ)と、余裕だったのだが駄目だった。
 号泣。
 刈り過ぎに引かれる程泣いて映画が終わったのでヨロヨロと外に出る。
 そして彼女は言った。


「頭が痛い。頭痛薬持ってない?」
 

 私はいつも薬を大量に持っているのでアスピリンを


「ほらよ」


 と渡す。
「ちょっと休んでくるからまた後でな」
「お、おう・・・」


 休むって何処で・・・。
 

 悩みながらもハウルの絵コンテ集を一つしかない椅子にドン!と座り読んでゆく。
 1冊目を読み終わった。


 刈り過ぎは連絡を寄越さない。
 絵コンテ集は一冊一時間位で読破出来る。


 2冊目を読んだ。
 矢張り刈り過ぎは何のアクションも仕掛けてこない。
 3冊目の真ん中辺りを読んでいたところ


「よぅ」


 刈り過ぎがやって来た。
 絵コンテ集を閉じて棚に戻す。


 余談だが、私はその時丁度やっていた『ウォレスとグルミット』の展覧会で実物大の可愛い羊(私は羊が大好きだ)に監査員さんに見つからないようにして跨がって遊んでいた。
 禁じられた遊びである。


「あんた何してたの?」


「一階のソファーに横になって寝てた」


 あんた・・・日本に生まれて良かったねぇ・・・。
 外国でやったら身ぐるみ剥がされるよ・・・。


 ぶりけにこの話をしたら大ウケだった。


 折角二人で行ったのにそっと落ち込んだ私である。

嗅いでみなさい・・・

2013-07-27 09:15:26 | Weblog
 こんにちわ。
 天気が良くなくて頭痛が激しい。
 ロキソニン飲んで座椅子に座ってます。
 わたくしです。


 今日はBLのお話。
 エロくは無いのですがお嫌いな方はバックして下さい。


 古本屋の百均棚から抜いた本仁戻(もとにもどる)の『耽美主義』が、良い。
 見事に私の心にストライク。


 しかしここでも問題は起きた。


『ロマンティック』という作品が掲載されているのだがドイツ人と日本の子爵の話だ。
 ネルンスト(受のドイツ人の名字。名前はコンラート)が子爵の奥方や使用人達に『おそろしく色が白いからシロ』と呼ばれている。
『シロ』とは家畜番の男が飼っていた犬の名前と同じである。
 ほぅほぅ、と読み進むとネルンストは使用人達のリーダー、女中頭のミツが『ケ○ウは臭いというじゃないか犬の名前がお似合いだよ!』と使用人達と話しているのを聞く。
 ミツは尚も言う『奴を寝床に誘ってごらん・・・きっと下の毛からとんでもない匂いがするよ!』
 使用人達は大笑いだ。
 そしてネルンストは一計を案じた。


『ミツ』
『なんですシロさん』


 ネルンスト ミツの右胸 わし掴み(一句)


 決め台詞一発


『私の陰毛の 匂いを嗅いでみなさい・・・』


 大爆笑だ。
 耽美で素晴らしい絵とストーリーなのにどうしても笑ってしまう。


 いやーベッドに誰かを引き込むのにその台詞はどうなんだ。


 また、良い本に巡り会えた。
 嬉しい。


 

初期化

2013-07-25 15:12:03 | Weblog
 こんにちわ。
 まだ炬燵を仕舞っておらず昼寝をしたら汗だくです。
 まだ長袖の服着てるし。
 何だ何だこの他県との格差は。
 日本以外全部沈没(筒井康隆)するんじゃないか。
 嫌だ、そんなの!!
 私は外国語は何であろうとも苦手だ。
 というか今、いつの間にか無意味に装着していたヘッドフォンを外した。
 いつしたのか憶えてない。
 わたくしです。


 まだ学生だった頃ゲームをやろうとしたらメモリーカードが無くなっていた。
 ものすごい大切なデータが入っていたので涙目になって探す私。


 無い。


 無い無い無い。


 私は風呂に入っていた○○君(私は三人姉弟でこの弟は上の弟だ)の所に行き浴室に向かって


「○○く~ん!メモリーカード知らない!?サガフロ(『サガ・フロンティア』というゲーム)のデータ入ってるやつ!!」


「うるせぇ!!」


 ○○君の機嫌が悪かった(奴は機嫌が悪いのを全く隠さない)らしく1コンマで罵声を浴びる。
 私は本当に泣きながらテレビの前に座りプレステを立ち上げ○○君の77時間と10時間やりこんだであろうドラクエのセーブデータを手を震わせながら消してやった。
 証拠は残らない。
 誰も見ていなかったのだから。
 ○○君は何も言わずまた初めからドラクエをやっていた。


 かなり陰湿な仕返し方が私らしい、そんな今日のお話である。


 人にやさしく(ブルーハーツ)した方が良いぜ、○○君。

ジブリ遊戯

2013-07-20 14:44:40 | Weblog
 こんにちわ。
 明日はデートで「風立ちぬ」を観に行くつもりなのだが体調が悪い。
 わたくしです。


 先程帰ってきた上の弟(私には弟が二人いる)とべらべらと話していたらジブリの話になった。


「職場のさ、休憩に入ろうとすると『どこへ行こうと言うのだね?』とか言われるわけよ」
「私は雑誌の煽り文句見て『目がー!目がー!!』叫んでたわ」
「俺の所は双眼鏡で検品してる時にそれ言ってたな」


 ムスカは、ツンデレだと思う。

母の私に対する認識2

2013-07-19 14:52:33 | Weblog
 こんにちわ。
 わたくしです。


 先程母が部屋に来て、私は座椅子を完全に倒し苦しさと戦いながらボン・ジョヴィを聴いていたら


「NIVEAのソフトタイプがあったのよ!!ちょっと付けてみなさい!!」


 等としょーもない事を言ったが素直に立ち上がりハンドクリームを塗った。


 気持ち良い。


 気持ち良いんだが私はこれから風呂掃除をせねばならん。
 

 クリーム塗ってる場合じゃねぇ!!

まだそこ迄の関係じゃない

2013-07-14 09:50:35 | Weblog
 カノンさん(新しい彼氏)に昨日『どこか行こう?』とメールしたら『良いよ~』と返事を貰い私は幸せだった。
『何処行く?』と再度メールしたらその返信に目眩がした。


『ラブホ~』


 欲望に忠実で素直なのは良いんだが、そのベクトルは間違っていると思う。
 取り敢えず『却下』と返信し『両親に紹介する』と親使って威嚇する事にした。
 結局デートは映画になった。


 三回位しか会って無い奴と誰がセックスするんだ!?
 しかも私は精神安定剤で性欲が無い。


 ただ、ひととき誰かに愛でられる為に。
 また一つ、私は摘み取られてゆく。

マラソンの神

2013-07-02 10:42:53 | Weblog
 こんにちわ。
 ジャパンネット銀行の口座解約がまるで出来なくて、結局カスタマーセンターのお姉さんに全てやって貰いました。
 ネットは苦手だ!!
 わたくしです。


 先日テレビをおばのけーちゃんと観ていた所サッカーをやっていた。
 何かボールが色々すごい事になっていて熱戦だった。
 私は積年の疑問をけーちゃんにぶつける。


「けーちゃん、サッカーって何人でやるの?」


 けーちゃんはその場で机に突っ伏し笑っていた。
 何でだ、何故笑う。


「あんたもう少しその偏った無駄知識なんとかしなよ、※人(もう何人か忘れた)だ!!」


 私の生きてる世界に『スポーツ』なんておぞましい物は無い。


「じゃあ野球は?バスケは?ソフトボールは?」


 追い討ちをかける私にけーちゃんは全部答えてくれたが矢張りもう忘れた。
 そういえば高校の球技大会でソフトボールのピッチャー(球を投げる人ですよね?)←それも知らない。を決める為皆でじゃんけんしたら見事に負けてボールを投げたらキャッチャー(これは知ってる)←威張るな。の所迄届かず、結局仲の良かった体育が得意なしょっこちゃん(あだ名)が見かねて替わってくれたので球技大会は保健室でだらだらしてた(参加はしろよ・・・)。
 バスケもバレーもそしてバトミントンでさえボールやシャトルが顔面にもろに当たる。何でだ。
 バレーの時なんか眼鏡が綺麗に折れて、次の授業は必死でレンズを手で持って目にかざしノートをとっていた。


 私が体育で唯一得意だったのは『マラソン』だ。
 簡単だ。


 秘訣は左右の足を交互に動かす事だ。
 それだけだ。


 瞬発力はまるきり無いが、持久力だけはあった。
 文化部(私の通っていた高校は『体育科』がある程体育に力を入れていた)の中では私は必ずベスト5に入った。
 ゴールすると当然もうクールダウン迄済ませていたしょっこちゃんが『乳酸が溜まらない様に』と冷却スプレー、マッサージをしてくれる。
 高校時代、3年間私は体育でしょっこちゃんのお世話になり続けていた。


 或日私はしょっこちゃんに尋ねた。


「どうしたら何でもかんでも顔にぶつからないのか」と。
 しょっこちゃんはしばし沈思黙考してから口を開いた。


「あのね、○○ちゃん(私のあだ名)は現国が得意でしょう?その秘訣って何?」
「フィーリング」
「それ。それが体育の大切なところにもある。○○ちゃんは体育に全く向いてない」


 笑顔で残酷に私に赤紙を渡すしょっこちゃん。


 あぁ!私は体育が苦手というより無理なのに徴兵されねばならんのか!!


 そして未だに団体競技とは無縁の日々を送っている。


 しょっこちゃんは私を『走れメロス』と形容してくれた。
 確かに奴はマラソンが得意(それはストーリーと関係が無いが)だな・・・。


 嬉しくねぇ!! 
 

あわわわわ!!

2013-06-24 14:14:55 | Weblog
 何気なくぽよんとしながらgooの編集画面に来てみたら


「後五日でこのテンプレートは変更されます」


 と言葉のバズーカ砲が書かれていて慌てて投稿しにきました。
 わたくしです。


 休んでいるので黙々と積ん読を片っ端から片付けたいんですが集中力が無いので抜け殻同然です。
 ヤフオクでフェリシモの赤ずきんちゃんの服が欲しかったのでまた入札してオークション終了迄更新をして入札していたら予想通り直前に別の入札者(評価ゼロの新規さん)が割り込んできたので諭吉を一枚分(元値は9800円)打ち込み


「滅びろ!!」


 咆吼しながらエンターキィを打ったら落札出来ました。


 ふははは!!
 新規だからか諦めの良いライバルに勝てて嬉しい。
 結局送料込みで10040円かかったが、いや気にしない。
 だってフェリシモ何を送ってくるか分からないんだな。
 一発で赤ずきんちゃん来たら奇跡だ。


 多分今週中に届くであろう。
 日曜にデートする予定なので是非着たい。
 彼はコスプレが好きだ。
 後、ロリ服。


 赤ずきんちゃんで悩殺だ。


 良い歳こいて何やってんだか・・・。
 しかも中に着るパニエもヤフオクで敵がうようよいたので希望価格1900円を一気に入札。


 ・・・・・・正直彼の反応が怖い・・・・・・。


 あと母の冷たい視線な。


「滅びろ!!」