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大鹿村中央構造線博物館(長野県大鹿村)

2022年05月07日 | 地質・地形・地球科学
大鹿村では中央構造線をハッキリ見ることができました!

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訪問:2022年5月5日

塩見岳登山道では石灰岩やチャートなど、様々な岩石を見ました。
ここは中央構造線の南西側に位置し、地質学的には外帯になります。

塩見岳から下山後、大鹿村の中央構造線博物館を訪れました。

前庭には大鹿村でみられる多種多様な岩石が、変成帯ごとに展示されています。
内帯である領家帯の岩石。


こちらは外帯である秩父帯の岩石。


前庭の中央部には中央構造線が貫き、その先の山肌まで続いているのが分かります。


さて、中へ。


中央構造線の断層露頭はぎ取り標本、見事! 匡天然記念物北川露頭です。


地形地質模型のジオラマ、見事!


中央構造線が大鹿村を貫き、南アルプスがプレートの沈み込みによる付加体であることがよく分かる模型です。


映像コーナーでお勉強。


ここは「日本地質百選」。
さらに大鹿村全域は「南アルプス ジオパーク」に指定され、ユネスコ世界ジオパークにも認定されています。


たいへん素晴らしい博物館でした。

なお同館のHPは大変充実し、「学習資料」として南アルプスの登山道沿いの岩石についての分かりやすい資料が提示されています。
登山の前に見ておくと登山がより一層楽しいものになると思います。

大鹿村中央構造線博物館

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