立山で雪山訓練

立山室堂から正面に見える雄山。右手コルの一ノ越から登るのが一般ルートですが、今回は正面の急な斜面をダイレクトに登ることにしました。


まずは取り付き斜面で、基礎訓練開始。スタンディングアックスビレイでの滑落停止、確保器を使用してのトップの確保法、スノーバーやデッドマンを使って支点作りなど。
覚えることはイッパイあります。


ここから上部に向かって進みます。
まずは１ピッチ目、自分がリードでザイルを伸ばしました。急斜面ながら雪が締まってアイゼン、ピッケルとも良く効いて安心。
しかしデッドマンを埋めるのに手間取ったり、セルフビレイ法を間違ったりと、課題イッパイ


ザイル確保４ピッチ、上部はフリーで無事雄山山頂へ抜けることができました。
山頂からは360度の大展望！
すぐ前には大日岳。


真砂岳、別山から剱岳へ伸びる稜線。


（追記）
私たちが登っていた時、尾根の右側斜面を滑落する事故がおこりました。
遭難された方は残念ながら命を落とされました。ご冥福をお祈りします。合掌。
山は安全第一でと強く思った次第です。
そして尾根の上部では富山県警山岳警備隊の２名の方が、実況検分されていました。