ブナの中庭で

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ぼんぼ風

2009年07月11日 | 気象・天文・自然現象一般
日本海に入った低気圧が発達しながら東進すると、北陸に「ぼんぼ風」が吹きます。
春なら突然の生暖かい風で、山では雪崩と増水
夏なら熱風が吹いて、窓が開けられない

ゆうべ(7月9~10日)は一晩中吹き荒れていました。
我が家はエアコンをかけないので、暑い暑い。窓を開けると強風と一緒に砂埃が舞いこんで、もうタイヘン。
ほとんど眠れない一夜でした。やれやれ‥‥

このフェーン現象、私の住む石川県加賀地方(特に小松市近郊)では以前、「ぼんぼ風」と呼ばれましたが、そういえば最近はこの言葉、聞かないなぁ。

フェーンとは、山越えの風が風下側で高温になる現象ですが、各地でさまざまな名前がつけられています。

大学時代の恩師である吉野正敏先生によると‥‥
・宝風(タカラカゼ):秋田県田沢湖町 (語源)高温であり稲作にとっては良いため「宝」
・シヌック:カナダ・カルガリー
・スノーイーター:北米・ロッキー山麓 (語源)急激に雪を融かすので「雪食い」
  
サウスダコタ州でこの風が吹いて、たった2分間に27℃も気温上昇した記録が残っています。(このスピードは世界記録)

でもなぜ「ぼんぼ風」って呼ぶのかなぁ。どなたか語源をご存知ありませんか?
また、お隣の福井や富山では、何と呼ぶのかな?
調べてみると面白そうです。

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