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清渓川(ソウル)での環境修復、その後

2011年06月09日 | 環境技術・環境制度
清渓川はソウルの都心を東西に流れる、長さ約6kmの川です。
ここはかつては清流だったのですが、経済成長とともに暗渠化され道路として使われ、その上部には高架道路も建設され、死の川でした。

しかし2003年、当時のソウル市長の大英断で道路が撤去され、ドブ川の整備が開始。清流の復元作業が完成したのは2005年11月のことでした。


私はその完成1カ月後、視察に訪れました。
修復直後の様子を書いた記事はこちらです

そして修復工事から5年余り、いったいどのように自然の回復は進んだのでしょうか。


まず驚いたのは、壁面緑化が進んでいたこと。


川の中にも藻が生えて魚の姿を目にしました。


川の両側をウォーキングする人たち。朝夕は大賑わいだそうです。


東大門近くの五間水橋。噴水広場となり、様々なイベントも行われているそうです。

清渓川、修復を担当した方のお話によると、5年後、10年後、20年後の川の姿を想定して、修復計画を立てたそうです。
この後も楽しみです。定期的に訪れてみたいな。






2 コメント

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ソウルの環境復元事業の象徴ですね (Nekton)
2011-06-11 23:47:56
この事業は、人が壊してしまった河川の環境回復をどこまで、どこまでできるのかというモデル的な取り組みとして世界的に注目されてきました。
日本でも、東京の日本橋、大阪の道頓堀が同じように回復できればいいですね。
地方でも同じです。小松市内の川もきれいになればと思います。
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川の復活 (Repu)
2011-06-13 05:01:39
暗渠にしていたときは誰も気づかなかった。オープンにしたら皆が川を気遣いゴミを拾ったり汚水を流さないようになった。
前回視察に訪れた時、事業関係者の方からお聞きした言葉です。
周囲に柵をめぐらし「危ないから入ってはいけません」という川や用水を見るたびに、悲しい思いになります。世界の河川関係の方々には、ぜひこの清渓川をみてほしいな。
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