ブナの中庭で

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木地師の郷、山中菅谷を訪ねて

2016年01月31日 | いろいろ
美しい技に感嘆しました‥

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週末は仕事で、石川県加賀市山中温泉町菅谷を訪ねました。
ここは山中漆器の町、そして木地師の町です。

まずは「うるしの器あさだ」へ。

玄関に積み上げられたお椀の圧倒されました。

出迎えてくださった朝田さんが手にするのは、漆の木。

幹に傷をつけて、染み出る漆汁を採取します。


これが生漆。

工房では、お椀に漆を塗りふき取り、また塗ってふき取り‥

10回以上繰り返すそうです。

山中は古来、木地師の町。
木の塊から椀や皿をはじめ、さまざまな器を掘り出す木地師が活躍する町。


その技術は、日本一です。
極限まで削られ、羽のように軽い器が作られていきます。


その造形美。


次に訪ねたのは「ろくろの里・工芸の館」

どのようにしたら、こんな形を創作できるのでしょう‥。感嘆しました。

その木地は山中塗だけではなく、輪島など漆芸の産地へ提供されているそうです。


塗りの上に、蒔絵、沈金などが施され、芸術品になっていきます。

加賀市の山中塗の里、素晴らしいです。
ぜひお訪ねください。


地元ながら今回の訪問で、初めて山中の技術を知りました。
週末は仕事だったけれど、大満足~ !(^^)!

山中漆器「うるしの器あさだ」TEL 0761-78-4200
山中温泉「ろくろの里・工芸の館」TEL 0761-78-2078

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