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剱岳・小窓尾根~早月尾根(前編)

2013年05月05日 | 山登り
長年の憧れ、剱岳小窓尾根。技術を磨き上げたアルパインクライマーのみに許された領域、自分には無理だろうと半ばあきらめていました。
ところがノルベルト師匠が一緒に行ってくれることとなり、その夢が実現することとなりました。

1日目:5月3日(金)晴
馬場島7時出発。馬場島は早月尾根から剱岳を目指す人々で大賑わい。我々2名は、静かな白萩川沿いの林道を歩きはじめました。
白萩川の渡渉で苦労した話をよく聞きますが、今回は石を辿ってすんなりと対岸へ。良かった~

やがて現れたゴルジュ、通常は谷通しで行けず大高巻きを強いられるのですが、なんと雪がかろうじて繋がっていて、すんなりと通過できました。


池ノ谷を分けた白萩川は広々と美しい様相でした。

しかしこの谷には昨年末に入山し雪崩の犠牲になった4名の登山者が、今も眠っておられます。
一日も早い発見を祈り、黙とうしました。

雷岩(大岩)が現れたポイントから左岸側のルンゼを登りますが、なかなかキツイ。


登り切れば、そこは小窓尾根。
1614mピークも越え、快適に高度を稼ぎました。


2021mポイントの広い雪原で、今日はテント泊。

私たちを含め5張のテントが設営されました。風が強いのでブロックも積んで。
ここでは石川労山の尊敬するお二人、Tさん&Kさんに偶然お会いできてうれしかったです。

この日の夕方は素晴らしい夕陽。



みなさんは写真撮影に熱中。
しかし私は明日朝に登る急な雪壁と左奥に見えるニードルに武者震い。あんなところ行けるのかなぁ‥‥。

いよいよ明日から小窓尾根の核心部へと入っていきます。

4 コメント

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Unknown (Pearsword)
2013-05-05 19:59:47
素晴らしいです、小窓尾根ですか。
 僕は、池ノ谷二俣むに登る途中に、小窓尾根の下のほうを通過したきりです。
 僕には、一生のぼれないだろうなぁ。
 後編、楽しみにしています。
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Pearswordさんへ (Repu)
2013-05-06 13:20:17
池ノ谷雪渓、急だったでしょう。私は登ったことがありません。
後編は今晩アップします。よかったら読んでくださいね~
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剣岳・小窓尾根~早月尾根 (山の新入社員)
2013-05-06 14:43:44
御久しぶりです。
 w氏の弟子の新入社員です。
剣岳・小窓尾根~早月尾根素晴らしいですね!
私なんかはとても行けそうにない世界です。
 今日の後編を楽しみにしています!!
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山の新入社員さんへ (Repu)
2013-05-06 20:28:43
お久しぶりです、お元気ですか?その節はありがとうございました。
またぜひどこかの山へご一緒しましょう!
コメントありがとうございました。
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