ブナの中庭で

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笹の繁茂

2010年11月02日 | 生物多様性
私が初めて白山に登ったとき、黒ボコ岩から弥陀ヶ原進んだ瞬間、大感激でした。
一面のお花畑だったからです。

しかし現在は冒頭の写真のとおり。笹が一面に繁茂し、高山植物は片隅に追いやられています。

白山の植生に詳しく低山性植物の除去作業をしているY先生にお訪ねすると、植物の専門家の間でも議論になっているそうです。

笹の繁茂が問題になっているのは白山に限らないようで、日本各地の山で報告されています。
例えば雨飾山について

笹が繁茂してきた原因として考えられるものは

1.地球温暖化により高山植物が後退していること
2.野生生物(主に鹿)が高山植物を食べ、替わって笹が繁茂

2.については丹沢山系では深刻な状況のようです。
笹の除去作業を実施している山もあります。

さて「弥陀ヶ原の笹を除去すべきか否か」
みなさんはどう思いますか?


2 コメント

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Unknown (Pearsword)
2010-11-03 22:06:34
富山県内で、ササの風衝草原がある山は、1500~2000mに多いですね。標高が高いとササは繁殖しないものです。ということは、温暖化の影響ではないでしょうか。食害で高地だと、普通はスゲ類が繁殖するものです。本で読みました。
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温暖化 (Repu)
2010-11-06 20:25:53
白山の場合は温暖化でしょうね。
なるほど、スゲ類ですか。
夏に訪れた知床ではエゾシカが急増し柔らかい葉っぱを食べ荒らした結果、笹ばっかりの植生にかわっていました。
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