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グラン・ブルー

高度不妊治療3回目で赤ちゃんを授かり、出産しました。
現在、子育て中です。

リセットしたら・・・

2008-05-14 15:19:49 | お知らせ

前回のブログで6月移植予定と書きましたが、今のところその予定に変化は
ありません。

 

ずっと卵巣を休ませるホルモン剤を飲んでいて、D2には診察です。
うちの病院では生理が始まった日というより、薬を飲み終えてからの日付で
周期をとります。
最初はそれを知らなくて、先生の指示の日と生理日がずれて病院に電話して
聞いたことがあります。
返事は「院長の指定日があるなら、それに従ってください。」とのことでした。

 

次回の診察時にホルモン検査を行い、数値でGOサインが出たら、
いよいよ移植周期になります。
初めての胚盤胞移植です。

 

というか初めての胚盤胞です、と言ったほうがいいかな。

 

いろいろ調べて分かったことなんですが、受精卵を培養する培養液って
やっぱり大事みたいですね。
うちの病院では確か5種類の培養液を使ってるって読んだことがありますが、
いい培養液は高額らしいです。
もちろん自分の卵との相性もあるみたいですね。

 

かといって、どんどん病院を替わって試すっていうこともできないので、
見極めるのは難しいものです。
以前の病院では受精卵はできるものの、分割が止まってしまって
移植胚以外の卵はすべて破棄されました。
「あ~卵の質が悪いのかなぁ」と思って以前の病院の先生に質問すると
どうもそうばっかりでもないらしいけど、「卵の質を上げることはできません。」
と言われてしまいました。

 

その後、体にいいものを試してみたり、鍼灸に通ったりしていましたが、
今の病院の先生がおっしゃるには

 

「体を休ませるのは気分転換にもなって精神的にはいいけれど、
年もとっていくし、体を休ませるのと卵巣を休ませるのは違うよ。」

だそうです。

確かに・・・そうなのかもしれません。

 

本当はもっと早く転院を希望していましたが、鍼灸院の意見として、
「あわてなくてもいい。来年からでもじゅうぶん。」と言われていたので、
そうしたのですが、病院側としてみれば早く来てもらうに越したことは
ないのでしょうね。

 

それにしても、あっというまに今年も5月です。
採卵に移植をやっていると、本当に数か月なんてすぐに過ぎていきます。
今回妊娠することが出来なければ、またイチから採卵となってしまいます。
採卵は無麻酔なんです。
希望すれば局所麻酔をやってもらえますが、人によって感じ方は様々だと聞いていたし、局所麻酔自体を嫌がる人もいるらしくて、病院としては
あまり勧めていないような感じだったし、局所麻酔で8000円プラスだったので
やめました。
確かに痛いといえば痛いんですが、想像してるより痛くなかったし、
それよりも「いい卵がちゃんと採れますように」という気持ちの方が大きくて
あまり気になりませんでした。
その後は30分ほど休んで診察を受けて帰宅。
帰宅後もすぐにご飯も食べれるし、結構いいかもです。

 

でも前回も書きましたが、料金は高いですねー。
同じ病院に通っていらっしゃる方のブログは結構あるので、
のぞいていたら、採卵→移植の流れで50万以上とありました。
その方はIVFでうちの場合は顕微だし、追加料金っていうのもいろいろ
掛かってくるので、何回か銀行に足を運びました。

IVFを去年からやるようになって、やたら「宝くじ」の広告に目がいきます。
年末ジャンボは当然のように外れて、お正月にしょげてたら

オットが一言

「幸せならいいじゃないか」と言いました。

 

なかなか、そういう境地にはなれないわたしですが、
がんばって病院に通います。

 


元気にしてます

2008-04-11 13:49:10 | お知らせ

ご無沙汰してます。

仕事の方が案外と忙しいですが、元気にやっております。
ブログのこと、どうしよう?と考えましたが、やり始めたことを放りっぱなしにして
そのままというのも気になってしまって・・・。
それにわたしの目的であった、どなたかの治療の参考にでもなれば・・・という
こともあるし。
当分は記事の更新のみさせていただきます。


 

2年ほど通っていた以前の病院から、今年転院しました。
以前のは総合病院の産婦人科の不妊科。
新しい病院は不妊専門の90%以上がIVFの患者さんのところです。

 

以前の病院ではAIHは8回やりましたが、すべて撃沈。
顕微授精も2回やりましたが、2回とも陰性。
凍結卵もなかったので、これを機に転院することに。
新しい病院は自然周期でやっているので、体にはやさしい・・・でも
採れる卵は少ない。
メリットもデメリットも理解した上での転院です。
予約から一か月かかりましたが、初診も無事終えました。
今までの病院でもひと通りの検査はしているので、わたしは血液検査とエコーのみ。
ところがオットの検査をしたところ、ここでは詳しい検査もしているのですが、
分かったことは、受精能力のある精子が極めて少ないこと。
その率はなんと司法書士試験の合格率並みでした。
ここの病院ではとりあえずの顕微はしない方針ですが、この結果
最初から顕微となりました。

 

この時に思ったのは「じゃあ今までやっていたAIHはわたしたちにとって
ほとんど無理だったんだな」って。
もちろん気持ち的にもステップアップしたことは無駄じゃなかったけど、
もっと早く分かっていたらなーと思いました。

 

そして・・・現在、先日採卵を終えたところなんです。
最初の予定では新鮮胚移植だったのですが、クロミッド服用で内膜が薄くなって
しまった為、全て凍結することになりました。
凍結の場合は胚盤胞凍結しかやっていません。

今までの病院では新鮮胚移植だったし、残りの受精卵も分割が止まってしまい、
胚盤胞にならなかったので、不安でした。
中間報告では4個(採卵3日目)の受精卵が育っているとのことでした。
その後、結果はどうにか1個、胚盤胞にまで育っていてくれました。
移植はどうやら6月になりそうです。
内膜を十分に厚くして整えてから移植という院長の考えです。
それまで長いような気がしますが、時間もあることだし体調も万全にしたいです。

実は今回は思ったよりも多く卵胞が育っていたため、今回も卵巣が腫れてしまい、
先生からは「無理をしないように」と言われています。
こう書くと(育ったのならいいじゃない)と思われるかもしれませんが、
ほとんどは未熟卵だったのです。
ふたつ成熟卵だったのですが、これが排卵しない内に採卵となってしまったので
こればっかりは仕方ありません。

 

ここの病院の特徴として自然周期及び完全自然周期のみとなっています。
完全の方は36歳以下で他にも条件があるので、わたしには当てはまらず。
自然周期の誘発はクロミッド(一日一錠)と2回のフォリスチムの注射のみです。
以前の病院でロングで誘発注射に毎日通っていたことを考えると
体の負担は明らかに少ないです。
具合が悪くなることも、お尻が腫れることもなく過ごせました。
以前の状態を知っているオットは「具合はどう?」と聞いてきましたが、
体はすごく楽なんですよ。
でも、採血が多く、会計時には福沢さんを用意していかないと
間に合いません。
体には優しいbutお財布には厳しいです。

 

なんとかここを笑顔で「ありがとう ございました」と言って卒業したいですが、
こればっかりは神のみぞ知るです。
去年思った「今年いっぱいの治療」は今も思っています。
そしてオットにも誰にもその決意は話していません。
自分の中でここの病院でダメだったら、他にどこがあるのか?と思ってるし、
子供はもちろんすごく欲しいんだけど、子育てのことを考えると
もちろん個人差はあるんでしょうけど、なんかリミットが近くなっているような
感じがするんです。
とにかく一年なんとかがんばってみます。
お金が続くか心配ですけどね。

 


しばらくお休みします

2008-02-14 19:14:22 | お知らせ

突然ですが、ブログをしばらくお休みします。

 

今までの記事は消した訳でなく、保留してあります。
ブログは難しいなと改めて感じています。
わたしがもともと始めたきっかけは、最初は治療のことやいろんなこと
同じような思いの方とお話できたらいいな、と思ってのことでした。
当時はAIHを始めて間もない頃で、同じくAIHをされている方の記事を読んだりしていました。
みんな同じ思いなんだ。
病院の不妊科に行けば、多くの女性が通っている。
でもお友達になる訳でもない。
心の中で「みんな、がんばってる。お互い早く妊娠したいね。」と
思いつつも心の中だけで終わっていました。

 

ブログを始めて、お友達とお話できたり、妊娠された方もいらっしゃって
励みになったり、とても楽しかったです。
その内に、自分の治療が進むにつれ、(こんな結果の出ないブログでも誰かの参考になれば・・・)と思い、治療内容や治療金額も
書きました。
なにせ結果が出ないので、良かったものを紹介することは
出来ませんが、せめて感想くらいは書けるし、読まれた方が
(この人もがんばってるんだ)と思ってもらえればいいなと
思っていました。

 

足跡が残るので(人物特定はできませんが)、このブログも
まめに覗いてくださる方がいらっしゃることが分かります。
多分同じく治療をされていらっしゃる方なのでしょうか。
時には愚痴っぽい内容もありますが、自分としては出来るだけ
前向きな、そして同じような方の参考になるようなブログになればと
思っていました。

 

しかし、記事に違和感を感じ、「人気ブログでもないのに
不妊治療のブログの更新を楽しみにしている人などいない」という
コメントをもらい、考えてしまいました。
そんな風に思う人もいるんだ・・・と。
あと、食材の冷凍についても書かせてもらいましたが、
これは毎日買い物に行かれている方もいらっしゃるので
ただ単に便利ですよ、と言いたかっただけなのです。

「主婦として当たり前のことをおすすめと書かれても」
「今までどんなやりくりをしていたのか」ともありました。
ご本人曰く、不妊治療をあきらめられた方でしたが、あきらめられても
治療ブログを見てしまう・・・切なくなりました。

 

・・・と同時に不妊というデリケートなことに対して、自分はこのまま
記事を公開していってもいいのか?とも思いました。
わたしが鈍感なのかもしれませんが、今まで他所の方の治療ブログで不快に思ったものはひとつもありませんでした。
しかし、人によってはいろんな思いがあります。


 

ただ、これだけは言えます。
こんな書き方は変かもしれませんが、わたしは不妊治療を
している方々を愛しく思っています。
おこがましい言い方ですが、いい表現が見つかりません。
命というものの重さが一体どうなったのか?と思える世の中で
家族を増やしたい、旦那さんとの子供が欲しい、
その一心で模索し、病院にも通い、辛い思い、痛い思いも
して時には涙も流して、がんばってるそんな女性たちを愛しいと思えて
仕方がないのです。
そんな風に思えるようになったのは去年くらいからでしょうか。
だからこそ、妊娠の知らせは嬉しいし、子供は望む方全てに「こうのとり」が来て欲しいと願っています。

 

いつか、この世の中もそんなことが夢でない時代がくるかもしれません。
そして、ブログもまた違う形で再開させていただくかもしれません。
 

夢が叶いますように!

この言葉で締めさせていただきます。