働く大人になりたいね!!

軽度発達障害の亮が中学校を卒業して就職できる日までの奮闘記です。ヽ(^。^)ノ

陽介ママ

2007-02-07 09:41:00 | お友達
同じ育成会で、同じ学園に入っている陽介くんという
自閉の男の子がいます。
彼のお母さんがまたメチャ明るくて派手な奥様です。

陽介ママは某○ム○ェイの会員さんで、かなり上の方。
私も商品は気に入って使っているのですが、
先日、陽介ママのお宅にお邪魔して髪の毛を染めてもらいました。
お昼過ぎに遊びに行くと、午前からすでに
お化粧講座というか、エステのお客様がいて
一緒にご飯食べたんですけど。。。

陽介ママはほんとに派手です。
化粧もばっちり、正直、最初会った時は
中学1年の終わり頃、新しい役員会で同じ理事をやったのですが、
思いっきり、引いてしまいました。

でも、付き合ってみると、モノははっきり言うけど、
間違ってないし、何より行動力とバイタリティがある。
それはそれで、今までにないキャラでとても楽しく
一緒に役員をやらせてもらいました。
3年になって、役員は終わっても、
子どもの受験のことや、何やらで会うこともあり、
○ム○ェイのことでも、いろいろお世話になって
現在に至っています。


初めて陽介ママのお宅に遊びに来たという
森上さんは、○ム○ェイの化粧品とは知らずに来て
少々戸惑っていましたが、
エステをやってもらって、嬉しそうでした。
まぁ、買う買わないは本人が決めることで
陽介ママはそんなことちっとも気にしていず、
ただ、人と付き合うのが好きなんだろう。
見返りを期待しているのではなく、ただ本人が
○ム○ェイの生活で幸せに暮らしているのなら
それはそれでいいのだろう。


彼女の家に行くと、陽介君が好きだというぬいぐるみが
沢山飾ってある。陽介君の描いた絵を見ると
明るい色使いで、愛情いっぱいに育てられたことが伺える。。。


人は見かけで判断されがちだが、
彼女といると幸せな気持ちになれるし、
何より自分に正直に生きる彼女の姿勢が好きです。
これからも一生の友人として付き合えていけたらと思う。


孫にも衣装?!

2007-01-28 23:29:08 | 就職活動
今日は思い立ってスーツの○山に行ってきた。
亮の持ってきた、ファイルの先生からのメモに
「就職活動用の洋服を用意しておいて下さい。」
とあったので、そうか、、、やっぱり普段着じゃまずいんだろうなと。

でも、まだ16歳。正確には15歳だけど…
就職の面接とか、やっぱスーツ着ていくのかな?
ましてや、入社式のあるような会社に入れるのか?
う~~~~ん。


2月中旬に面接説明会なるものがある。
たぶん、それに着るのかな?
2月の土日は毎週のように母は忙しい。
二男も4月には大学の入学式がある。
3月には入寮する予定だから、
買いに行く暇もないから、やっぱり今日行こうと
突然、パパも一緒に4人で出かけることに。。。


最初は見るだけと言いながらも
お店の人がうまくって・・・
結局、他の店に行くのも面倒だし…


まず、二男のスーツ。細身の縦じまの入ったスーツ。
これはすんなり決まったが、
2着目1,000円のセールスに口説かれて
なんとパパのスーツまで買う羽目に・・・
ヾ(・・;)ォィォィ


そして、「3着目を半額にします」という
店員さんのまたまた誘惑の声が・・・
どうせ必要だし…となんと亮のリクルートスーツまで。。。
まぁ、いいかぁ、、、成人式もあるし。
あと4年後だけどね。


でも、試着してなんだか亮も嬉しそう?
就職することに少しは意識してくれたかな?
そろそろ、どんな職に付きたいかというアンケートも。
亮はまだピンときてないみたいだが・・・
スーツ3着と二男の、ワイシャツやネクタイに靴、ベルト。
亮の靴まで買って、総額11万なり…
これって安いの?高いの?



久しぶりに4人で出かけて、ご機嫌っぽいパパは
お昼は近所のお好み焼き屋で一杯。
そして、亮を学園まで送って行ったのでした。
もちろん私の運転でね。

新年会

2007-01-24 09:47:16 | 発達障害
先週の日曜日、育成会の新年会に参加した。
会費は3,000円でフルコース。
いつも会で利用しているホテル系列のお店。
きっと格安で提供してくれたのでしょう?

普通だったらとても入れないような洒落たレストラン。
子供たちもなんだか嬉しそう。
親子や本人のみの参加で4~50人いたかな?
ビデオを観たり、歌やマジックショー、ビンゴゲームと
3時間あまりの時間でしたが、楽しい一時を過ごしました。

成人部会は大勢の会員さんがいるけど、
結局出てこれる人はわずかだったりします。
役員を一生懸命やってくれる紗江子さんはいつも一人です。
お子さんは重度でとてもこのような場所に連れてきたら
奇声は発するし、暴れるしで連れてこれないようです。

子供のための会なのにせつないです。
結局、連れてきても人に迷惑かけたり
また、周囲の目に耐えられないのもあるのでしょう。
「亮くんはしっかりしていていいね~」ってよく言います。
実際、紗江子さんのお子さんに会ったことないから
私はいつも黙って聞いていますが・・・


また、初めて会った親子の方がいました。
お子さんは46歳、私とほとんど変わりません。

亮のいっている学園に昔1年ほどいたことがあったそうです。
でも、今と違って時代が時代だったから
うまく適応できず1年でやめてしまって、
仕事にも就いたことはあったけど、病気もあったりで
今は無職だそうです。

お母さんは70歳、元気でしたが、
きっといろいろな思いがあるでしょう。

みんなそれぞれいろんな立場や状況があって
その中で一生懸命暮らしています。

「世界に一つだけの花」や「輪になって踊ろう」などを
歌って踊っている子供たち(おじさんも)を見ていると
みんな幸せになってほしいと思います。

また明日から頑張ろう!!って勇気とパワーを貰った
そんな時間でした。

やるせないね~

2007-01-19 08:32:19 | 発達障害
せんだって起きた「3歳児、歩道橋から落とす」事件。
罪を憎んで人を憎まず…ってとこでしょうか?

今朝のコメンテーターが「知的障害」という言葉を使ってました。
確かにそうなんですが…

グループホームに住んでいたらしいですが、
こういう事件が起きると
「知的障害者」=「異常者」になっちゃうんだよね。
親のコメントも出てたけど
「この子を殺して自分も何度死のうかと…」
せつないですね。親の気持ちもわかるし…

この事件は確かに犯人のしたことは許せません。
「仕事に行きたくない」=「何か事件を起こす」
ほんとにただそれだけなんですよね。
それが、いいことなのか、悪いことなのか
本人はわかってないと思います。
そんなこと理解できない方が多いかと思いますが、
事実はそれだけだと思います。


行政がこれからどう責任をとっていくのか
ちょっと私個人的には今後を見守っていきたい事件です。

りおんちゃんが回復してくれることを願うばかりです。

兄弟って…

2006-12-14 08:33:46 | 子育て
録画しておいた『僕の歩く道』を二男と観てた時のこと。
ちょうど、主人公の「テル」のお兄さんや、妹さんに
話がクローズアップされていて…
お兄さんが小学校の時「テル」のせいで苛められていたことを
母親に言ったシーン。


今まで、二男と正面切って話したことなかったけど
「亮のせいで苛められたことある?」って聞いたら
「あるわけないじゃん」でも…
「亮のしゃべり方を真似されたことはある」って…

そっかぁ~~~
私の知らないところで、二男もいろいろあったんだろうね。
ごめんね、気づかなくって…

どこかで私はお兄ちゃんたちに甘えていたんだろうな。
「ごめんね…」
聞こえるか聞こえないかわからないぐらいの声でつぶやいた。

合同パーティー

2006-12-11 23:54:11 | ラボ
ラボの活動の中で合同パーティーがあります。
それは、同じテューターの違うクラスの子供たちが
一同に集まって活動をします。
それはだいたい土曜だったり日曜だったり、
発表会が近いとよく行われます。

先週の土曜日も合同パーティーでした。
それも、朝9時集合。
おまけに一品持ち寄りです。

お昼をそれぞれの家庭で持ち寄った、
料理やお菓子などをみんなで食べます。
これは、子供たちは嬉しいけど、親にしてみたら
ちょっと憂鬱の種です。(笑)
まぁ、たまにしかないことなので、
気合が入るときはちゃんと作りますが、
ちょっと時間がない時や疲れている時は
買ってきたお菓子や惣菜、ジュースなどを持たせます。

今回は朝から鳥のから揚げを作りました。
ちょっと、頑張ったでしょ?
その日は雨が降ったので、亮を学園に迎えに行き、
そのまま会場に送っていきました。

ラボの予定は突然変わったり、急に入ることもあるので
(たぶん、うちのパーティーだけかもしれませんが)
亮にしてみたら、自分の予定外のことが起こると
機嫌が悪くなりへそを曲げます。
迎えに行って、「今からラボ行くよ」って言ったら
案の定文句が出ましたが、それでも、自分は行かなければいけない!
そういう気持ちがあるので、前よりはすんなり行きます。

そういう意味では、以前よりだいぶ成長しました。
学園に入ってだいぶ我慢することも覚えたようです。

来週の日曜日はいよいよ発表会です。
亮の台詞はないけれど、みんなと一緒に舞台に立って
動くことは緊張極まりないでしょう!
以前は、ちゃんとできるか心配だったけど、
最近は間違えても、みんなと一緒にやれることが
嬉しく思うようになりました。
ここまで成長させてくれた、テューターと仲間に感謝です。

ひとつしかない地球

2006-12-06 15:34:41 | ラボ
ラボの40周年記念パーティーが
パシフィコ横浜で開催されました。
早起きして、ラボで借りてくれたバスに乗って
みんなで出発です。
会場ではいろいろなワークショップが開かれていたり、
また、子供たちの活動の様子をブースで発表したりと
ほんとに大勢の人でにぎわっていました。
そして、午後4時からは
甲府出身の元ラボっ子の宮沢和史さんの
コンサートが開かれました。

宮沢和史といってもピンとこないかもしれませんが、
「THE BOOM」と言えばわかるでしょうか?
「風になりたい」とか「島唄」などの大ヒット曲があります。
その宮沢さんがラボの依頼で作った曲が
「ひとつしかない地球」です。

「ひとつしかない地球」
広げた地図のこの世界のどこか いつか知り合う友だちがいる
顔も言葉も食べるものも違う 見知らぬ君を探しにいこう

一人のちから小さいけれど 君と一緒なら出来るはず

ひとつしかない地球の上で 僕らの笑顔が花になる
一人にひとつずつの命 地球と同じ重さの命

どこまで続くこの海の向こうで 涙を流す人たちがいる
声も背丈も髪の色も違う 君も今日から僕らの仲間

一人じゃとても叶わぬ夢も 力合わせれば届くだろう

ひとつしかない地球の上で 僕らの笑顔が花になる
一人にひとつずつの命 地球と同じ重さの命
   

最後に宮沢さんは言いました。
「ここにいる人は少なくとも『いじめ』に
加担する側にならないでしょう。」

素敵な一日をありがとう。
感動をありがとう。
亮と一緒にこのコンサートを共有できたことは
本当に幸せでした。

キタノさんち その3

2006-12-04 09:49:04 | お友達
毎年、キタノさんちでは芋煮会と称して忘年会をやる。
あまりご近所付き合いしないダンナも
このキタノさんちの忘年会だけは参加している。
息子たちはもうキタノさんちには行かなくなってしまい
足も遠のいているので、今回もパスだ。

ダンナと二人でお邪魔した。
相も変わらずキタノさんちには
金髪系、ピアス系少年がいて、山芋をすりおろしていた。(笑)


去年、キタノさんちで会う、
漢字も読めなかったシンちゃんに
「シンちゃんとこで職場体験やってくれない?」
ってダメ元で聞いたら、「おぉ、いいよ~」ってひとつ返事。
ほんとにいいの?お父さんに聞かなくても?
って思ったけど、そんなところが
シンちゃんらしいというか、ありがたかったです。
去年、何人かの子供たちが3日間、職場体験させてもらいました。

そのシンちゃんのお父さんとお母さんも来ていて、
その時のお礼もしたのですが…
その昔、ヤンキーの頭だったと言う噂のシンちゃんパパ。
そして、キタノさん自身も元○○○だったというから驚きだが、
でも、今は一国一城の会社の社長。
昔はどうであれ、今、一生懸命仕事していることが大事だと思う。

当の本人は他の忘年会でいず、
子供と奥さんが来ていた。
あの、小さかったシンちゃんが、大人になって
人の親になって、ほんとに不思議だ。
大工のナオ君も奥さんと子供が来ていた。
昔、やんちゃだった子供たちが、大人になって
嫁さんと子供を連れて集まるキタノさんち。
不思議な空間だ。

亮もいつか、亮のことを好きだと言って
結婚してくれる人が現れるかなぁ~?
そして、亮の子供を連れてキタノさんちで
芋煮会をする日がいつか来るかな?

障害者自立支援法

2006-11-24 07:30:23 | 発達障害
先日テレビで「障害者自立支援法」のことをやっていました。
今まで、国や県、市で負担されていた利用料が1割負担になり
そのお金が払えなくて、施設に通えない障がい者の方が
増えているそうです。

一生懸命真面目に8時間働いても、もらえるお金は2~3万円。
そして、支払う施設利用料が1万5千円。
ヾ(・・;)ォィォィど~~~やって生活するの?


亮の通っている学園も今まではほとんどかからなかったお金が請求されています。
1割といっても、かなりの金額です。
高校に通っていれば払わなければいけない授業料並みですが…

それプラス、他の都道府県はわかりませんが、今まで頂いていた
特別養護手当てでしょうか?
そのお金ももらえなくなりました。
授産所施設だからということですが、養護学校に行けば
そのま継続してもらえるようです。
そして、授業料も免除されているようです。
ちょっと定かではないのではっきり言えませんが・・・


なので、お金はもらえない、お金は払わなければいけない
そんなもろもろのことで
亮のいる学園への受験者がぐっと減ったそうです。
もともと普通の家庭ではもらえないお金。
そして、普通の高校に行っていれば払わなければいけないお金。
なのに、、、損した気分になるのでしょうか?

いいのか?そんな目先のことで子供の可能性をつぶしてしまって…
もちろん、それだけではないかもしれませんが…


なんだか、よくわからないけれど、(勉強しろ!ってか)
「障害者自立支援法」って、っ障がい者をある意味
苦しめている法律のような気がします。
自分の働いた給金で自立して生活しろ?!ってこと?!
なんか、間違えてない?

参観会

2006-11-22 11:21:04 | 学園
すっかりサボり癖がついています。\(__ ) ハンセィ

さて、10月半ばに作業参観会に行ってきました。

学園では4つの作業箇所に分かれ、
3ヶ月ごとに移動します。
そして、どういった作業が自分にあっているか
適正箇所を探します。
2年生になったら、1年間同じ箇所で訓練します。

わずかですが、工賃も出ます。
ある程度出来高制なので、仕事に慣れると給料も上がります。

亮の明細書を見たら、1万2~3千円ぐらいでした。
これじゃ、とても生活していけませんねぇ~

園を卒業して、実際企業に就職している
先輩たちの話も聞くことができました。
当たり障りのないことを聞いたけど、
本音は「いくらもらえるの?保険はちゃんとしているの?」
そんなこと聞きたかったんだけどね…


亮の元気に仕事している姿を見て、
普段グータラに生活している自分にちょっと反省したのでした。